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「あの人に聞く!」JBIS-Search活用術 第5回

国内最大級の競馬情報データベース JBISサーチ

国内最大級の競馬情報データベース「JBISインターネット情報サービス」がリニューアルして「JBIS-Search(ジェイビス・サーチ)」として生まれ変わりました。そこで、様々なゲストに「JBIS-Search」体験していただき、ゲストならではの使い方や感想等を伺います。第5弾はホースコラボレーターの細江純子さんにお願いしました。

第5回体験者ゲスト

ホースコラボレーター 細江純子さん
ホースコラボレーター。元騎手。
日曜日のフジテレビ競馬中継「みんなのKEIBA」他、各メディアで活躍中。元ジョッキー目線での分かりやすい解説は、幅広い層から支持を得ている。

競馬に携わるさまざまな方にJBIS-Searchを体験していただくこのコーナー。第5回目となる今回のゲストは、元騎手でホースコラボレーターの細江純子さん。現在、日曜日の競馬中継「みんなのKEIBA(フジテレビ)」に出演し、パドック解説などでファンに分かりやすく競馬の魅力を伝えてくれている細江さん。彼女のJBIS-Search活用術とはどんなものなのでしょうか。早速、お話を聞いてみましょう。

-細江さんが騎手を志したきっかけは何だったのですか。
細江:動物としての馬が大好きだったのと、武豊さんに憧れて騎手学校に入学しました。同期に福永祐一君や和田竜二君がいたのですが、彼らの向上心の高さには感心させられっぱなしでしたね。授業が終わった後でも1人で黙々とトレーニングをしていたり…。当時は競馬のことについての知識がまったく無く、しかも文科系だった私は、ついていくのに必死でした(笑)。
-数少ない女性騎手として苦労されたことも多かったのではないですか。
細江:女性だからという訳ではなく、騎手というのは体力的にも精神的にも厳しい仕事です。ですから今も一線で頑張っている彼らのことは尊敬しますね。今となっては自分が騎手をしていたことが信じられないような気持ちです(笑)。
-自分が昔、騎乗していた馬やレース内容などは覚えているものですか。
細江:全部ではないですが、印象深いものはいくつかありますね。特に初勝利を挙げたレースは強く印象に残っています。その時のレースをJBIS-Searchで検索してみたのですが、成績の騎手欄を見ると福永君、和田君、常石君、古川君と同期の騎手が私も入れて5人も騎乗していたことに気づき、とても懐かしい気持ちになりました。下のイラストを眺めていると、当時の記憶が蘇りますね。
-その初勝利をプレゼントしてくれたレゾンデートルは、現役引退後、繁殖になったんですよね。
細江:そうなんですよ。この繁殖牝馬情報にも出ていますが、スウェプトオーヴァーボードとの間に生まれたエルゴスムという仔がクラブの馬だったので、1口持たせてもらっていました。結局エルゴスムは勝てなかったのですが、その弟に当たるグラスキングが活躍してオープン馬になってくれました。これから更に飛躍してくれるだろうと楽しみにしていたのですが、昨年秋のレースで骨折してしまい予後不良に…とても残念です。
-細江さんは現在、競馬評論家としてレースの展望や予想をする機会も多いと思うのですが、その際に血統なども重視されますか。
細江:最近、特に血統の大切さを痛感することが多くて猛勉強中なんですが、JBIS-Searchはいろいろな条件で絞り込めたり、どこまでも深く入り込めるので、すごくありがたいですね。
-例えばどのような使い方をされていますか。
細江:先日の中山記念の放送でも話題に上がったのですが、優勝したトーセンクラウンと2着に入ったテイエムアンコールの父親が両方ともオペラハウスだったんですね。当日の中山競馬場は不良馬場。早速JBIS-Searchのサイアーランキングで過去10年間の「中山」「1600m〜2000m」「芝」「平地」「不良」の条件を選択して調べてみると、オペラハウスはサンデーサイレンスに次ぐ2位という結果が出ました。馬場状態を「重」に変えても6位。「総合」だと46位でしかないオペラハウスが、馬場が渋るとグッと上位に上がってくるんですね。なんとなくイメージでは分かっているものの、明確なデータとしての裏付けがあると、より自信を持って視聴者に伝えることができるようになるのではと改めて思いました。
-オペラハウス産駒が重馬場に強いというのは体型が影響しているのでしょうか。
細江:これは武豊さんも言っていたのですが、渋った馬場に対応できる能力というのは、親から受け継がれた精神的なものが大きいのではないでしょうか。砂や泥を被っても動じない心の強さのようなものが…。テイエムオペラオーに乗っていた和田君やメイショウサムソンに乗っていた石橋先輩も、その辺は感じていたようです。
-パドックではどの辺りに注目されているのでしょうか。
細江:その馬が良い成績を収めたときの歩き方や体型を記憶しておいて、それと比較するようにしています。ただ、それぞれの馬がもともと持っている能力の差がありますので、その判断が難しいところですね。
-騎手時代と今の競馬評論家という立場では、競馬の見方が変わりましたか。
細江:そうですね。ジョッキーをやっている時には考えもしなかったようなことを、先輩騎手や厩舎の関係者から聞く機会が多くなって、毎日が新たな発見の連続です。ますます競馬の魅力と奥深さにはまり込んで、もっともっと知りたいという願望が強くなってきました。
-厩舎取材の際にはいろいろと下調べをすることも多いかと思うのですが。
細江:もちろんある程度下調べをしてから取材をしますが、お話を聞いた後に気づくことも多いんですよ。例えば、取材対象の馬のお母さんも実は同じ厩舎にいたんだとか…。そういうことが事前に分かっていると、取材していても話が広がりますからね。その点、JBIS-Searchの繁殖馬データは、現役時代の成績から産駒の直近の成績までひと目で分かるようになっているので、とても助かります。
-最近の競馬界で細江さんが注目されている点は何ですか。
細江:サンデーサイレンス直仔の現役馬が少なくなって、サイアーランキングも混沌としていますが、それに伴って厩舎のランキングも変わってきつつあります。サンデーサイレンスは、母系のマイナス面をカバーしてくれた特別な馬。その特別な馬がいなくなった今こそ、厩舎の馬づくりに対する考え方の差が成績となって表れてくるのではないでしょうか。
-今年は例年以上にドバイワールドカップデイに注目が集まっていますが、細江さんも行かれるのですか。
細江:はい、取材に行ってきます。JBIS-Searchでもスーパーサーズデイの現地レポートをされていましたよね。今年は新しいメイダン競馬場で開催されるので、雰囲気や周りの様子がよく分かってとても参考になりました。私もJBIS-Searchに負けないように、ワールドカップの雰囲気を日本の皆さんに伝えたいと思います!(笑)

細江さん、ありがとうございました。これからも愛情たっぷりのレポートと解説で、競馬の魅力を多くの人に伝えていってください。