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「あの人に聞く!」JBIS-Search活用術 第12回

国内最大級の競馬情報データベース JBISサーチ

国内最大級の競馬情報データベース「JBISインターネット情報サービス」がリニューアルして「JBIS-Search(ジェイビス・サーチ)」として生まれ変わりました。そこで、様々なゲストに「JBIS-Search」体験していただき、ゲストならではの使い方や感想等を伺います。第12弾は旅打ちライターの井上オークスさんにお願いしました。

第12回体験者ゲスト

旅打ちライター 井上オークスさん
さすらいの旅打ち競馬ライター。国内外の競馬場を駆け回りながら、ライター業を営む。今年の4月には処女エッセイ集となる『いま、賭けにゆきます』を出版。その他、『優駿』『スポーツニッポン』『週刊プレイボーイ』などにも寄稿。

全国各地の競馬場を飛び回り、“旅打ち”を実践しながらライター業を営む井上オークスさん。今年の4月に処女エッセイ集「いま、賭けにゆきます」を出版したばかりの彼女は、JBIS-Searchをどのように活用しているのでしょうか?早速、お話をお伺いしましょう。

-まずは処女エッセイ集の出版、おめでとうございます。その後、本の売れ行きはいかがですか?
井上:想像していたより早いペースで多くの方に読んでいただいているようで、たいへん嬉しく思っています。おかげさまで重版もかかりました。
-10月10日に東京競馬場で行われた「マイルCS南部杯」当日のサイン即売会にも、たくさんの方が列をつくって並んでおられましたよね。
井上:私、サインを書くのが遅いんです(笑)。でも、岩手や福山など遠方から来られている方もいて、すごくありがたかったです。
-その南部杯について振り返っていただけますか?
井上:JpnTとはいっても、例年は盛岡で行われているレースですから、果たして東京でどれぐらい盛り上がるのだろうかと心配していたのですが、当日の東京競馬場はすごい活気で、南部杯のファンファーレに合わせて一斉に手拍子が起きた時には、むちゃくちゃ感動しました。物産展なども好評だったようで、皆さまの「岩手を応援したい」という気持ちがヒシヒシと伝わってきました。レースでも、震災以降ずっと岩手競馬のためにいろんな形でエールを送り続けてきた福永祐一騎手が勝ちそうだったので、最後の直線では単勝馬券を握りしめながら思わず大声で叫んでしまいました。
-岩手競馬を背負って出走したロックハンドスターは、レース中の故障でとても残念なことになりました。
井上:レース後に知って、呆然としました。翌日、ロックハンドスターのことをもう一度振り返ろうと思ってインターネットでいろいろ見ていると、JBIS-Searchトップページの「最近の注目馬(検索数の多い上位10頭が表示される)」にロックハンドスターの名前が出てきていて…。それだけ多くの人が、ロックハンドスターを思い返していたんですね。「岩手の星・ロックハンドスター」の功績、遺したものの大きさを、改めて実感しました。
-南部杯の後に行われた盛岡の「絆カップ」も、東京競馬場のターフビジョンで放映されましたよね。
井上:これもJBIS-Searchでロックハンドスターの戦歴を見ていて胸を突かれたのですが、その絆カップを勝ったのが新馬戦でロックハンドスターを負かしたリュウノボーイなんですね。かたや昨年の3冠馬になって岩手競馬を背負う形で東京の南部杯に出走し、かたや南関東へ移籍後に凱旋して盛岡の絆カップに優勝。すごく不思議な深い縁を感じました。
-現役の馬で特に応援している馬はいるんですか?
井上:笠松のラブミーチャンが大好きです。9月の東京盃で2着に頑張ってくれて、久々に馬券で大儲けさせていただきました(笑)。その時の1着馬がスーニだったんですが、以前からラブミーチャンの馬主であるDr.コパさんが「ラブミーチャンはスーニのことが好きなんだよ」と言っていたのを思い出して…。ちゃんと好きな男を立てるあたり、ラブミーチャンは古風な女なのかもしれませんね(笑)。そこでちょっと悪戯心もあり、JBIS-Searchの「架空血統表」を使って2頭の相性を調べてみたんです。そしたら「Mr. Prospector:S5×M5」「Northern Dancer:S5×M5」と表示されたんですが、これって相性いいんじゃないですか?Dr.コパさんなら、将来本当に実現させてくれそうで、今から楽しみにしています。こうやって現役馬同士の配合も架空で出せるのは、他にはないおもしろい機能ですね。
-ラブミーチャンは北海道のサマーセール出身馬ですよね。
井上:生産やセリに関しては疎い方なのですが、JBIS-Searchの各馬プロフィールには、セリで落札された価格も表示されますもんね。Dr.コパさんはラブミーチャンを315万円(税込)で落札し、ずいぶんお得な買い物をされたんだなぁと感心して見ていました(笑)。ラブミーチャンはもうすでに、1億円以上稼いでいますからね。
-井上さんは全国の競馬場を駆け回っておられますが、特に高知競馬に対する思い入れが深いように見受けます。何かきっかけがあったのですか?
井上:2008年の佐賀記念を現地観戦して、スペシャリストという高知の馬が5着に入ったのがきっかけです。それまではハルウララに代表されるように「高知=負け続ける(弱い)」というイメージが強かったのですが、中央馬に混じってダートグレードで5着に入れる馬が高知にいることに大きな衝撃を受けました。それから騎手の赤岡さんや馬の関係者の方に取材を頻繁にするようになり、高知競馬に関わる人の前向きな姿勢やチャレンジ精神にとても惹かれるようになったんです。
-スペシャリストはその年のオグリキャップ記念(笠松)に優勝していますよね。
井上:そうなんです。そのあと福山の西日本グランプリにも勝って重賞3勝目を挙げたのですが、その年のサマーセールに上場された弟のタイセイバリトンが525万円(税込)で落札されているんですね。ラブミーチャンよりも高い価格で(笑)。きっとスペシャリストの活躍が弟の落札価格にも好影響を与えたのだと思うと、嬉しくなりました。
-中央も地方も追いかけていると、馬の名前や戦績を覚えるのがたいへんじゃないですか?
井上:だからJBIS-Searchにはとても助けられています。もともとはパドック派で、本当はあまり情報を頭に入れたくない方なんですが、お仕事で事前に予想をしたり、レースに関する記事を書く際に、JBIS-Searchの膨大なデータを活用させてもらっています。そうやって戦績などを眺めているうちに、原稿が思い浮かぶ場合も多くて…。ただ、JBIS-Searchのデータはどこまでも深く入り込めるので、知らないうちに仕事を忘れて、趣味の世界へと入り込んでいってしまうのが難点ですが(笑)。
-井上さんはJBIS-Searchを使ってとてもマニアックな検索をされていそうですが。
井上:ランキングの「競走条件別サイアー」で、高知競馬限定のリーディングサイアーを調べたりするのってマニアックですかね(笑)。現在、キングヘイローがトップだって知ってました?キングヘイローの産駒はキングスゾーン(名古屋)やオオエライジン(園田)などもいて、地方競馬では大活躍なんですよ。中央競馬も合わせた総合では23位なのに、これって意外な発見ですよね。(2011年11月2日現在)
-井上さんの馬券の買い方は“男らしい”と噂でききましたが。
井上:基本は単勝で勝負です。私、本当は騎手になりたかったんてすね。ですから、1頭の馬の単勝に賭けて、自分がその馬に乗っているつもりでレースを観戦しています。
-井上さんの考える競馬の魅力について教えてください。
井上:競馬って、とても酔狂なスポーツだと思うんですね。馬に関わる生産者や調教師、厩務員、騎手の皆さんもそうですが、いろんな人が人生を懸けて競馬と向き合っている。その真剣勝負の舞台にお金を賭けることで、一般人である私たちも参加することができる。そこにたまらない魅力を感じます。
-最後にJBIS-Searchを使った感想をお聞かせください。
井上:中央も地方も、すべての馬のデータを網羅してくれているのがありがたいですし、トップページの開催スケジュールから行ける全国各地の馬柱も見やすくて、いつも活用させてもらっています。また、血統を遡っていくと競馬の持つロマンに気付かされますし、架空血統表もダビスタ世代としてはたまりません。今後の夢は、大好きな馬のブラックタイプを「JBIS-Search PREMIUM」で購入して、大きく引き伸ばして部屋の壁に貼ることですかね(笑)。

井上オークスさん、ありがとうございました。これからも全国の競馬場を飛び回り、競馬の魅力をたくさんの方に伝えていってください。