文字サイズ

文字サイズとは?



HOME > トピックス > 馬産地ニュース > 道営重賞・北斗盃はベンテンコゾウが2馬身差の勝利で重賞4連勝


馬産地ニュース

2017年04月21日 道営重賞・北斗盃はベンテンコゾウが2馬身差の勝利で重賞4連勝

   今シーズン開幕日の4月18日、門別競馬場では3歳クラシック第1弾、第41回北斗盃(H3)【ダンカーク賞】がダート1600mの舞台で行われた。

   生憎の雨の中の開幕となったが、今年は12頭のホッカイドウ競馬所属馬に加え、岩手競馬からの遠征馬、ベンテンコゾウの13頭で争われた。

   2.4倍の1番人気に推されたのは、岩手のベンテンコゾウ。新馬、JRA認定・フューチャーステップ競走を圧勝、若駒賞は2着に敗れたものの、その後の重賞3連勝で北斗盃に挑んできた。3.9倍の2番人気はバリスコア。2歳時、ホッカイドウ競馬の重賞出走経験はないが、6戦して1着4回、2着2回という成績。シーズン終了後、兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)3着など経験を積み、開幕に合わせて帰厩している。4.6倍の3番人気には昨年のブリーダーズGJrC優勝馬のストーンリバー。こちらは期間移籍せずホッカイドウ競馬でじっくり調整を進めてきた。

   レースはスタンド前から発走。外から6番人気のモンサンルリアンが押して先頭を伺うが、内のスカイロックゲート(13番人気)がそれを制し、ハナに立つ。ベンテンコゾウは同じ勝負服の2頭を前に置いて追走、バリスコアは中団、ストーンリバーはそのさらに後方を進んだ。3コーナーを過ぎ、逃げ脚に陰りが見え始めたスカイロックゲートをベンテンコゾウが捕らえにかかる。4コーナー、楽な手応えで先頭に立ったベンテンコゾウに後続が殺到するも距離は縮まらず、鞍上が何度も振り向いて後方を確認する余裕を見せながらゴールに飛び込んだ。勝ち時計は1:44.1(稍重)2馬身差の2着にストーンリバー、さらに3馬身差の3着はバリスコアが入り、まずまず人気通りの決着となった。

   ベンテンコゾウとのコンビで重賞4連勝を飾った岩手の村上忍騎手は「返し馬で若干物見をしたり、ゲートをいつもより嫌がったりと初ナイターの洗礼を受けた感じですが、レースになれば問題ありませんでした。位置取りも理想的に進めましたし、あとは実績のある馬がたくさんいるホッカイドウ競馬で、どこまで通用するか楽しみでした。今日の結果を受けてすごい力を持っていることを確認できましたし、馬の強さだけで勝たせてもらったので、これからも期待しています」と笑顔を見せた。

   99年のフェブラリーS(G1)をメイセイオペラとともに制するなど全国的に知られる岩手の名手、菅原勲元騎手は調教師に転身して5年目。ラブバレットをはじめ、トレーナーとしても名馬を育てている。「1週間前にこちらに来て、とても良い状態で出走できました。ペースが速かったので、追いかけすぎかなと感じましたが、ゴール前までしっかり頑張ってくれましたし、距離延長も問題なさそうですね。一冠目を取れたので、二冠目、北海優駿を目指す予定です。輸送、ナイター、全て初めてのことでしたがクリアしてくれましたし、この調子を維持したまま次走に臨みたいですね」と、地元岩手ダービーダイヤモンドCではなく、北海優駿への挑戦を明らかにした。

   ベンテンコゾウは父サウスヴィグラス、母スタートウショウ、母の父スキャターザゴールド、祖母に京都牝馬特別(G3)など重賞5勝をあげたヌエボトウショウを持つ血統馬。生産は新ひだか町の土田和男牧場で、過去には1997年NHKマイルC(G1)3着のショウナンナンバーを生産している。