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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系4歳上 (国際)(指定) 定量
  • ダ1600M
  • 天候:晴
  • 芝:良

ゴールドドリーム

戦歴 9戦5勝 | 海外:1戦0勝 生産者 ノーザンファーム 馬主 吉田勝己
調教師 平田修 騎手 M.デムーロ

取材ノート

 毎週のように重賞レースを勝利しているノーザンファーム生産馬だが、その中でもノーザンファーム空港R厩舎育成馬の勢いが止まらない。

 2月12日にはサトノクラウンが京都記念(G2)、スワーヴリチャードが共同通信杯(G3)と同日で重賞制覇を制したが、今年最初の中央競馬G1レースとなるフェブラリーS(G1)でもゴールドドリームが優勝。ユニコーンS(G3)以来の重賞勝ちは初G1制覇ともなった。

 「厩舎の育成馬たちがいい流れで活躍をしてくれていたので、この勢いに乗ってくれないかな、とも思っていました。チャンピオンズC(G1)の後のダメージも少なく、順調に来ていると聞いていましたし、東京競馬場のような広いコースは、脚質的にもゴールドドリームに向いていると平田先生からも話を聞いていました」とはノーザンファーム空港の佐々木淳吏厩舎長。そのチャンピオンズC(G1)ではイレ込みもあって力を発揮できなかっただけに、フェブラリーS(G1)では先入れを行うなど、万全の対策をして臨んだ今回は、スタート直後に若干の出遅れこそあったが、すぐに中団でレースを進めることができた。

 「デムーロ騎手が前に馬を置きながら無理せずにレースを運んでくれました。チャンピオンズC(G1)ではインコースをついて伸びを欠いたので、今回は外に進路を取ったのでしょうが、その時の手応えの良さを見て、勝ち負けの競馬になると思いました」

 ゴール前では内を抜けてきたベストウォーリアとの叩き合い。一度は前に出られたゴールドドリームではあったが、その姿に佐々木厩舎長は改めてゴールドドリームの能力の高さを感じ取ったという。

 「先頭に立ったとき、物見をしただけでなく手前も変えていました。あれだけの厳しい流れで、そんなことができるのだなあと、ヒヤッとしましたが、それだけ馬自身に余裕もあったのでしょう」

 その佐々木厩舎長の言葉を証明するかのように、手前を変えたゴールドドリームは、そこから再加速。ベストウォーリアをクビ差交わし去った。

 このやんちゃぶりは育成時から見せていました、とも佐々木厩舎長は話す。「ゴールドアリュールらしい我の強さと力強さもある一方で、腰やトモがしっかりしてくればとの思いもありました」

 佐々木厩舎長はR厩舎の中でも、キャリアの豊富な育成スタッフにゴールドドリームの調教を任せることにした。そのスタッフはゴールドドリームの難しい気性を制御しただけでなく、腰やトモに負担をかけないような乗り方で日々の運動を重ねていった。

 「自分たちのやってきたことだけでなく、平田厩舎の皆さんや、ノーザンファームしがらきスタッフが、状態を見極めながら調整を続けてくれたからこそ、ここで最高のパフォーマンスを見せることができたのだと思います。まだ、改善すべき点もありますが、年齢的にもまだまだ強くなりそうですし、今後のレースも楽しみになります」

 ノーザンファーム生産馬で、なおかつR厩舎育成馬の快進撃は、まだまだ止まりそうに無い。3月19日に行われる阪神大賞典(G2)には、昨年の有馬記念(G1)と菊花賞(G1)を制したサトノダイヤモンドが出走。生産馬ではないが、育成を行ってきたエピカリスも、今年の初戦となるヒヤシンスSを勝利し、3月末にはUAEダービー(G2)への出走を予定している。

 「毎年のように素晴らしい馬たちに巡り合わせてもらったことが、世代を問わない活躍に現れているのだと思います。今後もこの流れに続くような馬が出てくるといいですね」

 そしてゴールドドリームは、3月25日にメイダン競馬場で行われるドバイワールドカップ(G1)への出走を表明。日本のダート界を統治した今、次に目指すは世界制覇となりそうだ。