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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系4歳上 (国際)(指定) 別定
  • 芝1800M
  • 天候:晴
  • 芝:良

ネオリアリズム

戦歴 16戦7勝 | 海外:1戦0勝 生産者 ノーザンファーム 馬主 (有)キャロットファーム
調教師 堀宣行 騎手 M.デムーロ

取材ノート

   昨年の札幌記念(G2)では、2015年に年度代表馬に輝いたモーリスの追撃を封じ込んでの重賞初制覇。その後、マイルに戦いの場を移したネオリアリズムは、暮れには香港への遠征も経験。それ以来のレースとなる中山記念(G2)で重賞2勝目を掴むと共に、初のG1制覇にまた一歩近づいた。

   「食が細く、また輸送でも減ってしまうなど、馬体の調整が難しい馬だったので、今回の馬体増(プラス12s)は、今のネオリアリズムにとってベストな体重ではないかと思いました」とは育成を手がけたノーザンファーム空港の高見優也厩舎長。育成時から試行錯誤をしてきたと話すが、より神経を使ったのが、昨年の夏、函館記念(G3)後に牧場での調整を行った時だった。

   「次走が札幌記念(G2)と決まっていたので、その間に馬体を回復させるだけでなく、レースを使ってきた疲れを取る必要もありました。大きく作って送り出したのにも関わらず、マイナス体重での出走(マイナス18s)となったのは驚きでしたが、モーリスを相手に勝ってくれたことは嬉しかったですね」

   ネオリアリズムは半兄にリアルインパクト(安田記念(G1)、ジョージライダーS(G1))やアイルラヴァゲイン(オーシャンS(Jpn3))の名前もあるように、スピード色の強い血統。実際に調教では兄弟共通と言える前向きな一面も覗かせていたが、集団調教などで我慢をさせていくうちに、折り合い面の成長も見られるようになっていったという。

   マイルを含む2戦を挟んで出走した中山記念(G2)では、速い流れに慣れてしまったのか、道中では気むずかしい面を見せることもあったが、それでも最後の直線まで我慢の効いた走りを見せていく。

   「直線勝負になると思いましたが、切れる脚が無い印象があったので、前をいく馬を交わせるのか、そして後ろから来る馬に交わされるのでは無いかとも思いました」

   しかし、そんな高見厩舎長の不安を一層するかのように、先に抜け出したロゴタイプを交わしたネオリアリズムは、インコースをついて上がってきたサクラアンプルール、そして一番人気のアンビシャスといった、追い込み馬の追撃を振り切る。

   「兄の活躍にも証明されているように成長力のある血統なのでしょうね。その兄も管理させてもらったように縁のある血統ですし、リアルインパクトに続くG1勝利も期待したくなります」

   次走は海外遠征も含めてまだ未定だが、今回の中山記念(G2)で更なる進化と、そして競走馬としての完成が近づいていることを馬体重でも証明したネオリアリズムならば、この血統と高見厩舎長の元にG1タイトルを授けてくれるに違いない。