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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系4歳上 (国際)(指定) 別定
  • 芝2500M
  • 天候:晴
  • 芝:良

シャケトラ

戦歴 6戦4勝 生産者 ノーザンファーム 馬主 金子真人ホールディングス(株)
調教師 角居勝彦 騎手 田辺裕信

取材ノート

   昨年の3歳最優秀牡馬となったサトノダイヤモンドを育成していたノーザンファーム空港のR厩舎。そこでサトノダイヤモンドと遜色ないほどの動きを見せていた馬がいる。能力が違っていた2頭は、当然のように併せ馬のパートナーとなり、まさにしのぎを削りあいながら坂路を駆け上がっていた。その併せ馬のパートナーこそが、日経賞(G2)で初重賞制覇を果たしたシャケトラである。

   「本当に嬉しいですね。自分の中ではサトノダイヤモンドと双璧の馬との評価でしたし、2頭共にクラシックを沸かしてくれると信じて疑っていませんでした」とは2頭の育成調教に携わった佐々木淳吏厩舎長。サトノダイヤモンドが2歳11月のメイクデビュー京都を勝利して、その後は順調にクラシックホースへの階段を上っていった一方で、シャケトラのデビューはサトノダイヤモンドがハナ差で日本ダービー(G1)に破れてから2週間後に行われた、3歳未勝利戦だった。

   「当初、予定していたデビュー時期を前にした骨折もあり、この時期まで大事を取ることになってしまいました。それでも、そこからのレースぶりを見ていても、やっぱり能力の高い馬だと思いましたし、初の重賞挑戦となった日経新春杯(G2)でもいい競馬を見せていてくれたので、この日経賞(G2)も期待をしながらレースを見ていました」

   ハンデ戦の日経新春杯(G2)とは違い、別定戦で行われる日経賞(G2)は、有力馬がこぞって出走してくるレースともなる。実際に昨年の皐月賞馬ディーマジェスティや、一昨年の有馬記念(G1)を制したゴールドアクターといったG1馬だけでなく、重賞勝ち馬も数多く名を連ね、まさに歴史のある重賞に相応しい好メンバーとなった。

   アドマイヤデウスとミライヘノツバサが先手を奪い、よどみないペースで流れていったレースは、圧倒的な一番人気に推されたゴールドアクターが4番手。シャケトラとディーマジェスティはその後ろからレースを進めて行く。

   「ペースが流れていたのは、シャケトラに向いていると思いました。それでも大外を回ってからの突き抜けるような脚は見事でしたし、あのメンバーであの競馬ができるとは、改めて能力の高さに驚かされました」

   先日、天皇賞(春)(G1)への出走が正式に表明されたシャケトラだが、そのレースにはサトノダイヤモンドも出走する。

   「2頭が同じレース、しかも天皇賞(春)(G1)に出走するとは夢のようです。2頭共にいい競馬をしてくれると思いますし、ゴール前で併せ馬をしながら先頭争いをしてくれたら最高に嬉しいでしょうね」

   今年の天皇賞(春)(G1)、佐々木厩舎長の言葉は現実となっているのかもしれない。