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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系4歳上 (国際)(指定) 定量
  • 芝2000M
  • 天候:晴
  • 芝:良

キタサンブラック

戦歴 15戦9勝 生産者 (有)ヤナガワ牧場 馬主 (有)大野商事
調教師 清水久詞 騎手 武豊

取材ノート

 G1競走に格上げされて、優勝賞金1億2000万円となった大阪杯(G1)は先行した1番人気キタサンブラックが優勝。昨年のジャパンカップ(G1)以来の重賞制覇、通算成績を15戦9勝とした。G1勝利は4勝目。

 本馬の生産は日高町のヤナガワ牧場。近年ではコパノリッキーやコパノリチャードといったG1馬を生産し、ほかにもサンライズバッカスやプライドキムといったG1/Jpn1勝ち馬も生産している。現在、繁殖牝馬は預託・自己所有合わせて約50頭で、スタッフ12名が働いている。

 レース当日、阪神競馬場に同牧場の梁川正普社長が応援に出向き、牧場自宅では正克会長がその走りを見守っていた。正克会長は「今回は年度代表馬のタイトルをいただいて最初の1戦。相手も強い馬ばかりですし、力をつけている逃げ馬もおりましたが、離して逃げる逃げ馬が最初の1000mを59秒台後半で通過しましたからね。これは3番手を進むキタサンブラックにとっては良いペースだなと思いました。直線に向いても余裕があり、武豊騎手が上手にこの馬の持ち味を引き出してくれたと思います。最後の直線は「頑張れ!、頑張れ!」という気持ちで、ゴールの瞬間は家族で手を叩いて喜び合いました。と、胸中を語った。

 レース後は日高町の三輪茂町長や地元の牧場主が駆け付け、梁川さん家族や牧場スタッフと万歳で勝利を祝った。三輪町長は、「年度代表馬らしい、王者の走りを見せて くれた。日高の牧場の皆さんにとって、励みになる勝利になった」と、声を弾ませた。ヤナガワ牧場にとって大阪杯は3度目の優勝となるが、今回はG1昇格初戦ということもあって格別な1戦だったに違いない。

 本馬は、父ブラックタイド。母シュガーハートも同牧場の生産馬で、2005年に生まれている。故障のためデビューは叶わなかったが、調教などの動きから高く能力を評価されて不出走のまま繁殖入りし、その3番子として生まれたのが本馬だ。牧場時代については「理想的な馬で、評価の高い馬でした。脚が長かったのが印象的です。性格的にはおっとり型。どんな競馬もできるのは。こういった性格面が大きいのでは」と、正克会長は振り返る。離乳から1歳秋まで順調な幼少期を過ごし、その後は新冠町の軽種馬共同育成公社へと移動して、素質に磨きがかけられた。

 正克会長は「引退後は、日高(管内)で種牡馬入りして欲しい。種牡馬になることを考えると、芝2000mのG1を勝てたことは大きいし、生産牧場としてこれだけの馬を預かることができて、嬉しい限り。誇りに思います」と喜びを噛みしめた。