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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系4歳上 (国際)(指定) 定量
  • 芝3200M
  • 天候:晴
  • 芝:良

キタサンブラック

戦歴 16戦10勝 生産者 (有)ヤナガワ牧場 馬主 (有)大野商事
調教師 清水久詞 騎手 武豊

取材ノート

   2強対決に沸いた第155回天皇賞(春)(G1)は武豊騎手騎乗の1番人気キタサンブラックが3分12秒5のレコードタイムで優勝。史上4頭目となる天皇賞(春)(G1)連覇をレコードタイムで飾った。通算成績は16戦10勝2着2回3着3回。“平成の盾男”の異名を取る武豊騎手にとって天皇賞(春)(G1)は2年連続の優勝で8回目の制覇。ほか5度の天皇賞(秋)(G1)制覇があり、春秋通算13回目の天皇賞制覇となった。

   キタサンブラックは、日高町のヤナガワ牧場生産馬。1967年創業の同牧場は、現在、繋養繁殖牝馬は預託・自己所有合わせて約50頭。これらを12名で世話する生産牧場だ。プライドキム(2004年全日本2歳優駿(G1))サンライズバッカス(2007年フェブラリーS(G1))などを生産している牧場だが、近年は生産馬の活躍が目覚ましくコパノリチャード、コパノリッキー、そしてキタサンブラックなどにより芝ダートを問わずにG1/Jpn1タイトルを積み上げている。

   4月、5月は牧場にとって出産、そして種付の繁忙期。ヤナガワ牧場では出産は残りわずかとなったものの、まだこの日も種付けの予定が入っており、今回も同牧場の梁川正普社長が競馬場へ応援に行き、正克会長が家族らと牧場から声援を送ったという。

   昨年のグランプリホースとの2強対決に沸いた天皇賞(春)(G1)。土曜日終了時点の前売りオッズは2.7倍の単勝2番人気だったが正克会長は「1番人気の馬が2006年のディープインパクト以来、勝っていないというジンクスが新聞紙上などに紹介されていましたので、そのままでも良いかなと思っていましたが…」とレース前の心境を明かしてくれたが、当日は1番人気。多くのファンによって昨年の年度代表馬が1番人気に押し上げられた。

   レースでは、外枠を引いたヤマカツライデンが玉砕的なペースで逃げる中で離れた2番手集団の先頭をキープ。「前とは離れていたとはいえ、それでも距離を考えるとハイペースだったと思います。道中は、少し不安もありました」という会長の心配をよそに、直線入り口で早めに先頭を奪うとそのままゴールへと駆け込んだ。

   「昨年の天皇賞(春)(G1)がハナ差の勝利だったように、キタサンブラックは派手に勝つ馬ではないんです。それでも今回は、後続の脚色もいっぱいになったのでゴール前50mくらいからは安心して見ることができました。それにしてもレコードは凄い。(昨年と比べて)また強くなっているようですね」「年度代表馬に選んでいただいた人のためにも勝てて良かった」とほっとしたような表情になった。

   「今後のことは、オーナーが決めること。私たちは、出走したレースに勝って欲しいと願い、無事であることを願うばかりです」と逞しさを増した愛馬の走りを満足そうに振り返った。

   もうひとつ、牧場にとっては嬉しいニュースが。キタサンブラックの母シュガーハートは4月6日、キタサンブラックの全弟となる鹿毛馬を出産している。こちらについては「予定日よりもだいぶ遅れての出産となりましたが、とても良い馬が生まれました」とのことで楽しみが広がる。この弟は、早ければ2019年にデビューする。