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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系3歳 (国際)(指定) 馬齢
  • 芝2200M
  • 天候:曇
  • 芝:良

プラチナムバレット

戦歴 6戦3勝 生産者 岡田スタッド 馬主 (株)ノルマンディーサラブレッドR
調教師 河内洋 騎手 浜中俊

取材ノート

 第65回京都新聞杯(G2)が6日、京都競馬場で行われ、2番人気のプラチナムバレットがゴール前で外から差し切って重賞初制覇。日本ダービー(G1)への出走権を獲得したが、翌日の検査で右前橈骨遠位端の骨折が発覚。すぐに骨片の摘出手術を行い、回復状況を見ながら放牧へ出される予定だという。幸い、骨折の程度としては軽傷。状況を見ながら、早期の復帰を目指すようだ。

 プラチナムバレットは父マンハッタンカフェ、母スノースタイル、母父ホワイトマズルという血統で北海道新ひだか町・岡田スタッドの生産馬。岡田スタッドはこれまでにマツリダゴッホ(有馬記念(G1)、オールカマー(G2)2回、日経賞(G2)、AJCC(Jpn2))やスマートファルコン(東京大賞典(G1)2回、JBCクラシック(Jpn1)2回、帝王賞(Jpn1))、サウンドトゥルー(チャンピオンズC(G1)、東京大賞典(G1))、半姉にあたるスマートレイアー(阪神牝馬S(G2)2回、東京新聞杯(G3))など数々の活躍馬を送り出してきた。

 この日札幌競馬場で応援していた岡田スタッド代表取締役岡田牧雄さんは、気楽な気持ちでレースを観ていたそうだ。「これまでのレース同様に、それなりの位置につけて競馬ができれば、もしかしたら勝てるのではないかという程度の期待だったのですが、思ったよりも後ろからの競馬になったので、なかば諦めの感覚でした。ビックリするような末脚で、届いちゃいましたね、よく走ったものだなと思いました。」と満面の笑み。骨折のためにしばらくレースから離れることについては「厩舎の人たちにとっては申し訳ないし、残念だと思いますが、ちょうど良い休養になるだろうなと切り替えています。と、いうのも兄弟はみんな奥手。2〜3歳ではなく4〜5歳になったら走ってくれる血統背景ですので古馬になってからも活躍が期待できます。だから大切にしたい。馬を壊したくないんです。」愛馬への深い思いが伝わって来る。

 当歳の頃は、それほど目立つ存在では無かったというが、馬の出来そのものは十分に合格点が与えられるもので、それなりに自信を持っていたそうだ。今年で5年目になるというえりも町の広大な放牧地での昼夜放牧で心身ともに鍛え丈夫な逞しい馬に育てられた。「鹿、熊、アライグマなどが出没しますし、風も強く厳しい自然環境。そういう場での昼夜放牧となるとその運動量は計り知れない。馬にとっては自然が敵になります。特に夜間は運動が多くなるのでしょうね。早朝、集牧のために放牧地の中を車に乗って探しに行くとみんな疲れ切って寝ていますよ(笑)。芯から丈夫な馬に育てて、生命力を感じる強い馬を創る。なるべく多く出走できるような馬を創る。2〜3歳で壊れるリスクを回避して、4歳、5歳、6歳と息長く出走できる馬に育てたいんです。それは、ノルマンディーオーナーズクラブの会員の皆様をはじめ、たくさんのファンの皆様からの応援に応えたいという思いもあるからです。この頃パドックに「岡田スタッド」の垂れ幕がかかっているのをよく見かけるので、とても嬉しくありがたく思っています。2歳世代が、岡田スタッド始まって以来のレベルの高さにあると思っていますし、丈夫に育てるノウハウも確立してきたので、期待に応えて行きたい。」と力強く話してくれた。

 「母スノースタイルは色々な意味で思い出深い牝系です。活躍馬を出してくれましたし、今年1歳になるスマートレイアーの全妹は出来がものすごく良くて、私の生涯でもこんなに良い馬は初めてです。スノースタイルの牝系で後々G1を獲れるのではないかという淡い期待を描いています。プラチナムバレットはこれからが楽しみな馬。4歳になったらかなり活躍してくれると思っていますので、大事にしていきます。」と改めて期待している。