文字サイズ

文字サイズとは?



HOME > トピックス > 重賞ウイナーINFORMATION > サンデーウィザード


重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系4歳上 (国際) ハンデ
  • 芝2000M
  • 天候:晴
  • 芝:稍重

サンデーウィザード

戦歴 23戦6勝 生産者 ノーザンファーム 馬主 巽祐子
調教師 大久保龍志 騎手 石橋脩

取材ノート

 デビュー23戦目にして、重賞初挑戦となった新潟大賞典(G3)。3番人気の支持を集めたサンデーウィザードは、最後の直線におけるマイネルフロストとの叩き合いをハナ差制して、ついに重賞ウイナーの仲間入りを果たした。

 「育成時は線の細い馬で、それほど体質も強くは無かっただけに、重賞馬となったのは驚きでもありました」と話すのはサンデーウィザードの騎乗育成を手がけた、ノーザンファーム空港C-1厩舎の高見優也厩舎長。半弟となるヒーズインラブ(牡4)もまた、C-1厩舎で育成されており、今年の4月には春興Sを勝利してオープン入り。弟もまた、今後は重賞戦線での活躍が期待される。

 「サンデーウィザードですが、調教の動きには切れがあり、また性格も前向きでした。入厩時期や調整に関しても、大久保先生はこちらに任せてくれたので、馬本位で進められました」

 順調に調教も進められたこともあって、2歳の8月にはメイクデビュー小倉でデビュー。勝ち上がったのは3歳4月の未勝利戦となったものの、その年暮れの遠州灘特別からは、掲示板を外さない安定したレースを続けて行き、今年に入ってからは1000万下の恋路ヶ浜特別、1600万下の関門橋Sを連勝してオープン入りを果たす。

 「古馬となってからは堅実なレースを続けていると思いましたし、安定感のあるレース内容からしても成長の跡が見受けられました。新潟大賞典(G3)もメンバーこそ揃っていましたが、斤量(55s)にも恵まれた感もあったので、いい勝負ができるのではと思っていました」

 ただ、以外だったのは前々走、前走と末脚を生かすようなレースをしておきながら、今回は先行勢の争いが見える1でレースを進めたこと。これは、「今日の馬場では後方からでは厳しい」と脚質を変えた石橋脩騎手のファインプレーともなった。

 「いい位置でレースを進めていると思いました。最後の叩き合いも良く粘ってくれたと思います」

 実はC-1厩舎では、今年のクイーンエリザベス2世カップ(G1)を制したネオリアリズム(牡6)の騎乗育成も行われている。このネオリアリズム、そしてサンデーウィザードもまた、ネオユニヴァースの産駒。2頭に共通する長所、そしてネオユニヴァース産駒の活躍馬を送り出す管理方法についても高見厩舎長に聞いてみた。

 「ネオユニヴァースの産駒はこの2頭に関わらず、前向きな馬が多いと思います。また、体質的にもネオリアリズムとサンデーウィザードが似通った部分もあったので、ネオリアリズムの育成を通して得た経験が、サンデーウィザードにも生かされたのかもしれません」(高見厩舎長)

 残念ながらサンデーウィザードは、レーズ後に左前浅屈腱炎を発症。9か月以上の休養を要する見込みとなった。しかし、ネオリアリズムもまた、6歳を迎えてからG1初勝利を果たした馬。ネオユニヴァース産駒の衰えぬ活力からしても、サンデーウィザードもまた、復帰の暁には更なる高みへと上り詰めてくれることを期待したい。