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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系3歳上 (国際)(特指) ハンデ
  • 芝2000M
  • 天候:曇
  • 芝:重

ルミナスウォリアー

戦歴 22戦6勝 生産者 ノーザンファーム 馬主 (有)サンデーレーシング
調教師 和田正一郎 騎手 柴山雄一

取材ノート

 現在はノーザンファーム早来で、牡馬2厩舎の管理を行う横手裕二調教主任。だが、厩舎長時代にはディープインパクト、キングカメハメハといった、日本競馬史にその名を残す数々の名馬を育成。また調教主任となってからも、その経験を厩舎長たちへと伝え、管理馬の中から今年の皐月賞馬であるアルアインが送り出された。

 今年の函館記念(G3)を制したルミナスウォリアーは、横手調教主任が厩舎長時代に競馬場へと送り出した馬となる。

 「レースは事務所で見ていました。このレースには自分の管轄馬であり、レースの前まで牧場で管理をしていたケイティープライドも出走しており、しかも、ケイティープライドに跨がっていたスタッフと一緒だったこともあり、そちらの走りも気になっていました」

 しかし、結果はルミナスウォリアーが優勝で、ケイティープライドが5着。そのスタッフからは、「横手さんの馬にやられました」と苦笑いをされたそうだが、勝利の瞬間、横手調教主任は育成時の思い出が一気によみがえってきたという。

 「その後で、共にルミナスウォリアーの育成をしてきた山内(厩舎長)と当時のことを振り返ったのですが、山内も自分と同じように、『育成時は重賞を勝つ馬になるとは思わなかった』と話していました」

 横手調教主任と山内厩舎長が、当時のルミナスウォリアーのスケールを図りかねていたのには、様々な理由がある。

 「他の馬と比べても成長が遅く、特に背中や腰に肉が付ききるまでに時間を要しました。調教を強めては、ペースを落としてを繰り返した馬ですし、治療をした回数も他の馬より多かったと思います」

 ようやく合格点を上げられるようになった2歳の春にノーザンファーム天栄へと移動。その年の10月にはメイクデビューを使っているものの、初勝利をあげたのは3歳の5月、5戦目の3歳未勝利戦だった。

 「この勝利は馬場状態や、柴山騎手の好騎乗など様々な要因が味方してくれたと思いますが、ノーザンファーム天栄と、和田正一郎先生や厩舎スタッフが協力し合いながら、確実にクラスをあげて、いい状態でレースに臨ませてくれたからこそ、ルミナスウォリアーは重賞馬になれたのだと思います。皆さんには感謝しかありません」

 数々の名馬を送り出してきた横手調教主任であるが、ルミナスウォリアーが6歳で果たした初重賞制覇は、また感慨深い勝利だと話す。

 「育成馬に一頭一頭向き合い、少しずつでも日々のトレーニングの中で良化させて行ければ、これほどの喜びに繋がるということを教えてもらったような気がします。今後もルミナスウォリアーには息長く活躍をしてもらいたいです」

 ルミナスウォリアーは次走に新潟記念(G3)を予定。このレースを勝利すれば、今年のサマー2000シリーズのチャンピオンが見えてくる重要な一戦だが、本格化した今、重賞勝利と夏の芝中距離王者という二つの喜びを、横手調教主任へ届けてくれるに違いない。