文字サイズ

文字サイズとは?



HOME > トピックス > 重賞ウイナーINFORMATION > サクラアンプルール


重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系3歳上 (国際)(特指) 定量
  • 芝2000M
  • 天候:晴
  • 芝:良

サクラアンプルール

戦歴 20戦6勝 生産者 (同)谷岡スタット 馬主 (株)さくらコマース
調教師 金成貴史 騎手 蛯名正義

取材ノート

   2003年(サクラプレジデント)から14年、「サクラ」の勝負服が札幌記念(G2)のゴール板を先頭で駆け抜けた。

   JRA北海道シリーズでは、唯一のG2レースとして行われる札幌記念(G2)。今年は13頭でレースが行われ、蛯名正義騎手が騎乗した6番人気のサクラアンプルールが優勝。これがデビューして20戦目、4度目の挑戦でついに重賞ウイナーの仲間入りを果たした。

   「幼少期から元気な馬であり、馬体の良さも目立っていました」と話すのは谷岡スタットの谷岡毅代表。レース当日は札幌競馬場で声援を送り、ウイナーズサークルでは、数多くの関係者に祝福の声をかけられていたが、その中にはホッカイドウ競馬に所属する、五十嵐冬樹騎手の姿もあった。

   実は五十嵐騎手はサクラアンプルールの初勝利、そして2勝目の鞍上を任されていた騎手でもある。3歳の2月に東京のメイクデビューでデビューを果たしたサクラアンプルールであったが、そのレースでは8着。2戦目では14着に大敗した後にホッカイドウ競馬へと移籍している。

   「牧場で管理していた頃から気性が強すぎて、走ることに集中できないような一面もありました。ホッカイドウ競馬で2勝をあげた後に、金成厩舎へ移籍した際にも気性の難しさは残っていたのですが、調教助手や厩務員の方などが馬に愛着を持って接してくれたことが大きかったと思います」

   サクラアンプルールの今日の活躍には、レースに騎乗してきた様々な騎手の力もありました、と谷岡代表は語る。その中でも「レースを教えてくれた」と話したのが、初めての重賞挑戦となった中山記念(G2)で2着入着を果たした際に鞍上を務めた横山典弘騎手だった。

   「これまでは外を回すようなレースしか出来なかったサクラアンプルールを、横山騎手はインコースを進ませただけでなく、最後の直線では狭いところを割ってきてくれました。あの騎乗ぶりにはしびれましたし、ここで賞金を加算できたことも大きかったと思います」

   中山記念(G2)の後は初のG1挑戦となる大阪杯(G1)へと出走(13着)。その後は疲れを取るべく牧場で調整が行われ、函館記念(G3)へと出走する。

   「函館記念(G3)(9着)は流れも含めて力を出し切れないレースになってしまいました。それだけに札幌記念(G2)は巻き返したいと思っていただけに、最高の結果となりました」

   次走は天皇賞・秋(G1)を予定。過去にはおじに当たるサクラチトセオーが優勝しているように、血統面からの期待も大きい。

   「サクラアンプルールはオーナーがここまで諦めないでいてくれたからこそ、重賞馬となれた馬です。天皇賞・秋(G1)はオーナーの地元(府中市)で行われますし、この血統で東京競馬場で行われるG1レースを勝ちたいですね」

   今年の秋、東京競馬場では久しぶりに「サクラ」が満開を迎えるのかもしれない。