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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系2歳 (国際)(特指) 馬齢
  • 芝1600M
  • 天候:晴
  • 芝:良

フロンティア

戦歴 2戦2勝 生産者 (有)社台コーポレーション白老ファーム 馬主 (有)サンデーレーシング
調教師 中内田充正 騎手 岩田康誠

取材ノート

   白老ファームを代表する名牝系である「サッシュ系」から、再び重賞ウイナーが誕生した。

   15頭立てで行われた新潟2歳ステークス(G3)。3番人気の支持を集めたフロンティアは好スタートから2番手でレースを進めていくと、最後の直線に入ってからは馬場の真ん中に進路を取り、逃げたコーディエライトをゴール前で交わして勝利。中内田充正厩舎は昨年のヴゼットジョリーに続く連覇となった。

   「あまりにもスタートが良かったので、このまま逃げてしまうのではと思っていましたが、岩田騎手が上手く折り合いを付けてくれました。メイクデビューからマイナス10sでの出走となりましたが、むしろすっきりとしているようにも見受けられました」とは白老ファームの石垣節雄繁殖主任。ダイワメジャー産駒としては比較的小柄にも映るフロンティアであるが、これは母系の影響も出ているのではと石垣主任は話す。

   「栗毛の毛色、そして筋肉の付き方は父であるダイワメジャーの影響だと思いますが、それほど大きくならなかったのは、やはり母系も出ているのでしょうね。この母系はノーザンテーストを持つ種牡馬との相性が良く、その意味ではダイワメジャーとの相性がいいのではと配合面で期待をしていた馬でもありました」

   ロイヤルサッシュから白老の地で発展を続けたこの牝系と、ノーザンテーストの相性の良さを証明したのが、ノーザンテースト3×4のクロスが出来ているステイゴールド産駒のオルフェーヴル、ドリームジャーニーの全兄弟と言えよう。

   「サッシュ系は栗毛からの活躍馬も多かったですし、牡馬で馬体もいい馬は安定した成績を残している印象もありました。母グレースランドの産駒は半兄ドリームパスポートの活躍にも証明されているように仕上がりの早い傾向にありますし、メイクデビューを勝ってくれた時には、重賞でもいいところがあるのではと思っていました」

   デビュー戦、そしてこの新潟2歳ステークス(G3)共にマイルでの勝利となったが、母系が距離適性を広げてくれるはずだと石垣さんは話す。

   「今は走りなどを見ても父の遺伝が強く出ている印象こそありますが、この母系はスタミナに秀でた産駒を多く送り出していますし、何よりも成長力のある血統でもありますし、今後、どんな競走馬となってくれるか楽しみでなりません」

   今後、フロンティアがマイル以上もこなしてくるようだと、来年のクラシック戦線で主役を務める姿も容易に想像できる。皐月賞(G1)と菊花賞(G1)では2着、日本ダービー(G1)でも3着に入った兄ドリームパスポート。その時の無念は弟の活躍によって、ついに晴らされる日が来たと言えそうだ。