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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系一般 OP
  • ダ1600M
  • 天候:曇
  • 芝:稍重

コパノリッキー

戦歴 31戦15勝 生産者 (有)ヤナガワ牧場 馬主 小林祥晃
調教師 村山明 騎手 田邊裕信

取材ノート

 マイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1)を連覇し、G1/Jpn1最多勝タイ記録となる10勝目をあげたコパノリッキー。その全ての勝利を生産者であるヤナガワ牧場の梁川正普代表は現地でレースを見守ってきた。

 「これだけの回数で口取り式に参加できたことは嬉しい限りですし、光栄としかいいようがありません」と梁川代表は笑顔を見せる。

 これまでのレースでは先手を奪い、スピードの違いで後続を引き離していったコパノリッキーではあるが、G1/Jpn1 9勝目となる前走のかしわ記念(Jpn1)では中団から抜け出しての勝利と、また違った一面を証明する。この南部杯(Jpn1)では逃げたノボバカラを射程圏内に置く形で道中を進めて行くと、先頭に踊り出た最後の直線で後続との差をみるみるうちに引き離していき、2着のノボバカラには4馬身差を付ける勝利。まさに横綱相撲のレースとなった。

 「南部杯(Jpn1)はメンバーも揃いましたが、4コーナーを過ぎた辺りでそのままなら勝てるのではと思いました」と話した梁川代表ではあったが、「でも、競馬はゴール板を過ぎるまでは分からないですからね」と慎重派の一面も見せる。レース後は関係者が慌ただしく動き回っていたこともあり、梁川代表はコパノリッキーにクールダウンをさせるべく、スーツを着たままで引き馬を行っていたという裏話も聞かせてくれた。

 「自分でいいのかなと思いながら馬を引いていました。それでもここまで怪我無く、脚元も丈夫に走ってくれたからこそ、ここまでタイトルを積み重ねることができたのだと思いますし、改めて凄い馬だと思います」

 先日、オーナーである小林祥晃氏から引退が発表されたコパノリッキー。時期を同じくして、ヤナガワ牧場の生産馬であるキタサンブラックも年内での引退を発表。2頭共に種牡馬となることも発表された。

 「父であるゴールドアリュールの後継種牡馬たちも活躍してくれていますし、強いという印象を生産関係者の皆さんに思ってもらいながら引退できるのは、コパノリッキーにとっても良かったと思います。競走能力だけでなく、コパノリッキー自身のように産駒たちも自身の好馬体が受け継がれていきそうです」

 キタサンブラックもまた、10月29日に行われた天皇賞(秋)(G1)を勝利。雨が降り続く不良馬場の中、サトノクラウンとの叩き合いを制したそのレース内容は、力強さ、精神力などを含めた「競走馬としての強さ」を証明する形となった。

 「キタサンブラックも天皇賞(春)(G1)では従来のレコードを更新するようなスピード能力の高さも証明してくれていますし、最後の一伸びに繋がるような勝負根性が素晴らしい馬だと思います。今後のレースも含めて、更に大きな仕事も待っていますが、関係者の皆さんやファンの支持に答えてもらいたいと思います」

 勿論、コパノリッキーもG1/Jpn1 11勝目をかけて、11月3日に行われるJBCスプリント(Jpn1)に出走を予定している。ここでタイトルを積み上げるだけでなく、自身初となるスプリントの条件で勝利をあげることで、種牡馬としての価値も更に高まってくるはず。日本競馬の記録が塗り替えられる瞬間を期待しながらレースを見守りたい。