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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系3歳上 (国際)牝(指定) 定量
  • 芝2200M
  • 天候:晴
  • 芝:良

モズカッチャン

戦歴 9戦4勝 生産者 目黒牧場 馬主 (株)キャピタル・システム
調教師 鮫島一歩 騎手 M.デムーロ

取材ノート

 中央競馬の牝馬頂上決戦は、京都競馬場を舞台に行われる「第42回エリザベス女王杯(G1)」。かつては牝馬三冠競走の最終戦という位置付けだったが、1996年に秋華賞(G1)が新設されたことで出走条件が「3歳以上」と変更され、現在では牝馬ナンバーワン決定戦となっている。

 勝ったのはM.デムーロ騎手騎乗で5番人気モズカッチャン。レース前半は先行集団を見るような位置でレースを進めた同馬が、最後の直線では馬群を割るように伸びて早め先頭から逃げ込みをはかったクロコスミア、追い込むミッキークイーンを抑え込んで2分14秒3(良)で優勝。M.デムーロ騎手にとっては昨年のクイーンズリングに続く2年連続2勝目。管理調教師の鮫島一歩調教師にとっては、初のJRAG1制覇となった。

 モズカッチャンの生まれ故郷は、日高町豊郷の目黒牧場。創業して約65年。現在は、創業者の目黒昇さんのあとを継いだ忠法さん(59)が約20ヘクタールの土地を利用して繁殖牝馬13頭を繋養。丈夫な馬づくりに励んでいる。

 「今回は古馬との初対戦にもなりますし、今後につながるようなレースをして欲しいという思いで、競馬場で応援させていただきました」と目黒さん。しかし、パドックを歩く同馬からは調子の良さが手に取るように伝わったという。

 「秋3戦目で無駄な力が抜け、本当にリラックスして歩いていました。このレースにかける厩舎サイドの意気込みが伝わってくるようでした」

 レースは、馬主席で観戦していたそうだ。「タフな競馬になりましたが、最後まで本当に良く頑張ってくれたと思います。オークス(G1)、秋華賞(G1)はあと一歩届かず悔しい結果になりましたが、本当に嬉しいです。私どものような牧場がG1競走、それも芝のG1競走を勝てるとは夢のようです」と声を弾ませ「これもオーナー、調教師の先生との出会いがあったからこそ。本当に感謝しています」と喜びを表現した。

 牧場時代のモズカッチャンは「骨格がしっかりした馬で、性格的にも従順。手がかからない馬」だったそうだ。モズカッチャンの出来に満足したからこそ、モズカッチャンが生まれたその年にもう1度ハービンジャーを配合している。

 「馬には本当に感謝しています。息の長い活躍をしてもらって、牝馬ですから無事に牧場へ戻ってきてほしい」と夢を広げている。