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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系3歳 (国際)(特指) 別定
  • 芝2000M
  • 天候:晴
  • 芝:良

ジェネラーレウーノ

戦歴 4戦3勝 生産者 (有)新生ファーム 馬主 (株)Gリビエール・レーシング
調教師 矢野英一 騎手 田辺裕信

取材ノート

 牡馬クラシック一冠目、皐月賞(G1)と同条件で施行される第58回京成杯(G3)は、二連勝で重賞初挑戦となったジェネラーレウーノが2番手追走から直線抜け出して優勝。人気に応え、堂々と重賞初勝利を飾った。

 ジェネラーレウーノを生産したのは、日高町の新生ファーム。生産から育成までを行う総合牧場で、繁殖部門は現在27頭の繁殖牝馬を5人のスタッフで繋養している。主な生産馬は川崎のロジータ記念などを制したミスミランダー、札幌競馬場で行われる地方交流オープン戦、すずらん賞勝ち馬ダブルオーセブン、シーギリヤガールなど、地方重賞馬は数多く生産してきたが、中央競馬の重賞勝利は初の快挙だった。

 「牧場にいた頃はのんびり、ぼーっとした馬だったんですが、前走葉牡丹賞の走りから気性の幼さが周知されていましたし、人気を背負っての重賞出走なんて牧場にとってもはじめてのこと。ちゃんと走れるかとか、いろいろ不安でしたね」と話すのは牧場開場当時から同ファームと歩んできた平野稔史代表。レース当日は牧場内でテレビ観戦だった。祈るような気持ちでレースを見守り、ゴール板を過ぎるまで気が抜けなかったという平野代表にレース後の感想を求めると「嬉しさと同時に悔しさもこみ上げてきました」と意外な言葉が飛び出した。

 実は、共に尽力してきた同ファームのオーナーが昨年末に不慮の事故でこの世を去っていた。突然屋台骨を失い、混乱するなかでのこの勝利は格別なものだったが「一番期待して、楽しみにしていたのは故オーナー。なぜここにいないのか、一緒に喜ぶことができないのか…悔しかったですね」と無念さを噛みしめた。

 母シャンハイロックに似て大人しく、手のかからない仔馬だったというジェネラーレウーノ。生まれ落ちから今までの産駒とは雰囲気が違ったという。「大きめに出るのはいつも通りでしたが、この馬はモノが違うというか、言葉にするのは難しいですが、これが走る馬の持つオーラなのかなと感じました。格好も良かったし、故オーナーも絶賛していましたから、どんな馬になっていくのか本当に楽しみでした」と振り返った。

 順調に成長し、セレクションセールに上場されると、6番目の高額取引となる3,240万円(税込)で落札された。「今まで自分たちの中だけでの評価でしたが、せりで高評価を得て、この感覚は間違いじゃなかったと確認できました。1歳秋にここを離れ、育成牧場へ見送りましたが、重賞を勝った今もその時の気持ちと変わらないですね。とにかく無事に、実績を重ねていって欲しい」と力を込めた。

 いよいよ見えてきたクラシックの頂。関わってきたたくさんの人の想いを乗せて、ジェネラーレウーノの挑戦は加速していく。