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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系4歳上 (国際)[指定] 別定
  • 芝2200M
  • 天候:晴
  • 芝:良

ダンビュライト

戦歴 11戦3勝 生産者 ノーザンファーム 馬主 (有)サンデーレーシング
調教師 音無秀孝 騎手 M.デムーロ

取材ノート

 デビューから11戦目、9度目の重賞挑戦となるAJCC(G2)で初重賞制覇を果たしたダンビュライト。2012年の優勝馬となったルーラーシップとの父仔制覇ともなったが、育成調教に関わってきたノーザンファーム早来の横手裕二調教主任は、そのルーラーシップにも携わってきた。

 「ルーラーシップの産駒は父と同様に柔軟性がある一方で、切れる脚というよりも、長くいい脚を使えるような印象がありました。産駒も現役時の父と同様に距離があった方がいい印象がありますが、それでもダンビュライトは育成を始めた頃から調教も進み、早い時期から活躍できるのではとも思っていました」

 あまりにも順調に来ていたダンビュライトの姿を見た音無秀孝調教師は、「早めにデビューさせたい」と進言。その期待通りに2歳7月のメイクデビュー中京で初勝利をあげると、続くサウジアラビアRC(G3)でも2着の成績を残す。

 2歳時の3戦は全てマイル戦だったダンビュライトだったが、3歳を迎えてからはきさらぎ賞(G3)、弥生賞(G2)で3着と距離延長にも対応していく。そして皐月賞(G1)では勝ったアルアインから0秒1差の3着。そのアルアインもまた、横手調教主任の管理馬だったことも、ここで書き添えておきたい。

 「ダービー(G1)の後は牧場で調整を行ってきました。こちらでは非常にリラックスしていて、疲れが取れて乗り運動を再開したときには、育成厩舎でも若いスタッフに乗ってもらっていた程です」

 「ダンビュライトは2歳の春に送り出した時から完成度が高く、見た目にはさほどの変化が感じられませんでした」と横手調教主任は話すが、仕掛けた時の行きっぷりの良さと桁違いの時計に、心肺機能を含めた内面の成長を感じ取る。神戸新聞杯(G2)、菊花賞(G1)と勝ちきれないレースが続いたが、その菊花賞(G1)の後に音無厩舎のスタッフを通じて、「馬がグッと良くなった」との報告を耳にすることとなる。

 「菊花賞(G1)は初めての距離というだけでなく、あの馬場で競馬をしただけに、疲れも残っているのではと思っていましたが、厳しい競馬をしたことで更に馬も成長を遂げたのかもしれません」

 その言葉を裏付けるように、サンタクロースSでメイクデビュー以来の勝利をあげると、このAJCC(G2)では重賞馬たちを差し置いて、2番人気の評価を受ける。そして鞍上にはパフォーマプロミスに騎乗して日経新春杯(G2)を勝利したM.デムーロ騎手が騎乗していた。

 「いいペース、そしていい位置で競馬をしてくれたと思いますし、最後の仕掛けも含めて、M.デムーロ騎手がダンビュライトの能力を引き出す騎乗をしてくれました。これまでは『最強の1勝馬』と言われてきましたが、今後はそんなことを言わせないほどに、重賞で活躍してもらいたいですね」

 2歳時から活躍をしていた父ルーラーシップも、初重賞をあげたのは3歳の秋(鳴尾記念(G3))であり、古馬となってからは重賞戦線を沸かし続けた。その父を彷彿とさせるような活躍を見せるダンビュライトもまた、重賞タイトルを積み上げ、いつか父のようなG1ウイナーとなっていそうな気がしてくる。