文字サイズ

文字サイズとは?




重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系4歳上 (国際)(指定) 別定
  • ダ1400M
  • 天候:晴
  • 芝:重

ノンコノユメ

戦歴 21戦8勝 生産者 社台ファーム 馬主 山田和正
調教師 加藤征弘 騎手 内田博幸

取材ノート

 これが2年2か月ぶりの重賞制覇。ジャパンダートダービー(Jpn1)を制するなど、3歳時に重賞を3勝。G1/Jpn1で3度に渡って2着となった実力馬ノンコノユメが根岸S(G3)を優勝。東京ダート1400mをレコードタイムで駆け抜け、改めて復活を印象付けた。

 「昨年のフェブラリーS(G1)の後は、牧場で調整を続けてきました。本来の状態を取り戻すまでは、期間を決めずに作り直していく、ということで加藤調教師と意志確認ができていましたし、山田オーナーにもご理解いただいてました」と話すのは、社台ファームの石井猛調教主任。育成時のノンコノユメもよく知る石井調教主任だったが、その時から感じていたノンコノユメの長所が、次第に取り戻されていくのを体感していく。

 「こちらに来た頃は疲れもあったのか筋肉に硬さが感じられましたが、股関節の柔軟性は失っていませんでしたので、これならあの末脚を取り戻すことができる!という強い信念をもって、装蹄師と獣医陣、そして騎乗スタッフ一同となって取り組んできました」

 まさに牧場一丸となった調整。ノンコノユメ自身も当初はいらついた様子を見せることもあったが、疲労感が抜けるに比例するように落ち着きを取り戻してきただけでなく、誰の目からしてもこの調整期間を充実して過ごしているように見えたともいう。

 復帰初戦となる武蔵野S(G3)では4着、続くチャンピオンズC(G1)では9着に敗れたものの、共に武器となる末脚をしっかりと発揮していた。その意味で根岸S(G3)は、復活の兆しを見せていたノンコノユメにとって、湿った馬場、そして先行勢が引っ張る速い流れと、末脚を発揮するに最適な条件が揃っていたのかもしれない。

 「復帰からは3戦、そして最後に勝利をあげた武蔵野S(G3)からは11戦がかかりましたが、久々の勝利に胸が熱くなりました。この馬の持ち味を発揮する騎乗を見せてくれた内田騎手にも感謝申し上げます」

 次走はこの勝利で優先出走権を得たフェブラリーS(G1)に出走を予定。コースは根岸S(G3)と同じ東京競馬場であり、ゴール前の長い直線は末脚を発揮するにあたって格好の舞台ともなるはず。そこで勝利を果たした時、真にノンコノユメは復活を果たしたと言えるのだろう。