文字サイズ

文字サイズとは?



HOME > トピックス > 重賞ウイナーINFORMATION > センチュリオン


重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系4歳上 (国際)(指定) ハンデ
  • ダ1800M
  • 天候:晴
  • 芝:良

センチュリオン

戦歴 23戦8勝 生産者 (有)社台コーポレーション白老ファーム 馬主 窪田康志
調教師 田村康仁 騎手 幸英明

取材ノート

 重賞ウイナーレポートの原稿を書く際、白老ファーム生産馬に対して「白老ファームらしい血統」との表現を使うことがある。

 その馬たちに共通するのは、白老の地で牝系を育まれ、代を重ねても活力が衰えないどころか、古馬となってから大成する馬のこと。その意味でもセンチュリオンは、まさに「白老ファームらしい」血統馬とも言える。

 「日本で血脈を伸ばしてきた牝系ということで、決して目を引くようなブラックタイプではないのかもしれません。それでも産駒成績は堅実で、古馬となってからの成長力も証明されていました」と話すのは、白老ファームの石垣節雄繁殖主任。白老ファーム生産でこの牝系の出身馬には、ダートで堅実なレースを続けて、オープン入りを果たしたワキノカイザー、地方に移籍後のマーキュリーC(Jpn3)で2着入着を果たし、10歳を迎えた今も現役生活を送るタイムズアローがいる。2頭に共通しているのは、息の長い活躍とダート適性の高さだけでなく、ブライアンズタイム系の種牡馬を配合されていることだ。

 「白老ファーム生産馬でこの牝系にブライアンズタイム系種牡馬を配合した馬は、そのほとんどが勝ち上がっていると思います。一方、センチュリオンはキングカメハメハとの間に産まれた産駒となりますが、また新たな相性の良さというだけでなく、トップサイアーの1頭であるキングカメハメハが、重賞級の底力も伝えてくれたのかもしれません」(石垣繁殖主任)

 また、センチュリオンにとってこのマーチS(G3)の行われた中山競馬場ダート1800mは、7勝、2着2回、3着2回の成績を残していたように、得意としている条件だった。57sとハンデは見込まれたものの、それでもそつの無いレース運びで早めに先頭に踊り出ると、後続の追い込みをハナ差退けて優勝。この条件での8勝目は、待望の初重賞制覇ともなった。

 「得意とする条件で行われた重賞ということで、レース前から期待をしていました。勝てるところで、しっかりと勝ってくれたと思いますし、この勝利をきっかけとして、更に勝ち鞍を伸ばしてくれるとも思わせてくれたレースでした」(石垣繁殖主任)

 現在、白老ファームにはこの牝系はいないが、母ハンドレッドスコアの妹となるツヨイキモチから産まれたワカミヤオウジ(牡3)が、デビューから2連勝でオープン入り。先日行われた伏竜Sでも4着に入っている。このワカミヤオウジの父もまた、ブライアンズタイム系のタイムパラドックスで、しかもタイムパラドックスは、白老ファームの生産馬。改めて石垣繁殖主任の言葉を、ワカミヤオウジの活躍が立証していると言えそうだが、まずはセンチュリオンに今後も重賞で活躍をしてもらい、この牝系のブラックタイプを更に充実させてもらおう。