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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系3歳 (国際)(指定) 別定
  • ダ1600M
  • 天候:曇
  • 芝:重

ルヴァンスレーヴ

戦歴 6戦5勝 生産者 (有)社台コーポレーション白老ファーム 馬主 (株)G1レーシング
調教師 萩原清 騎手 M.デムーロ

取材ノート

 デビューからの3連勝で全日本2歳優駿(Jpn1)を制覇。伏竜Sではその全日本2歳優駿(Jpn1)で2着に退けたドンフォルティスに先着を許したものの、このユニコーンS(G3)では2着に3馬身半差を付けたどころか、レースレコードを樹立しての快勝。改めて3歳世代のダート最強馬であることを、ルヴァンスレーヴはこのレースで証明してみせた。

 「伏竜Sはドンフォルティスを捕らえきれませんでしたが、その時、改めて広いコースでこそ、能力が発揮出来る馬だなとも思いました」と話すのは白老ファームの石垣節雄繁殖主任。その意味で東京競馬場で行われるユニコーンS(G3)は、ルヴァンスレーヴにとって願っても無い条件とも言えた。にもかかわらず、1番人気の支持こそ集めながらも単勝オッズは2.3倍。過去3走での単勝1倍台のオッズと比較すると、人気を落とした形ともなっていた。

 「重賞でメンバーも集まったのもありますが、やはり前走で敗れたことで、早熟なのでは?と思われたふしもあったかもしれません」

 しかし、この牝系を4代母のダイナフェアリーからよく知る石垣繁殖主任は、むしろ成長力に秀でた血統であると確信していた。

 「母のマエストラーレはネオユニヴァースの初年度産駒となります。産まれた頃から柔軟な動きが目を引いていたのですが、なかなか勝ちきれず、初勝利をあげたのは3歳秋の未勝利戦となってしまいました」

 現役時は4勝をあげているマエストラーレだが、2着はなんと7回、3着は2回と、通算成績の半分以上で3着以内となっている。繁殖入りしてからはルヴァンスレーヴが2番仔となるが、母の柔軟さはルヴァンスレーヴにも受け継がれていたという。

 ユニコーンS(G3)は前走の負けを払拭するようなレースとなった。スタートのタイミングこそ合わなかったものの、馬群の外目から先団にまくりかけていったルヴァンスレーヴは、最後の直線で先頭に踊り出る。

 「あの勝ち方を見て、改めて強い馬だなと確信しました。出世レースであるユニコーンS(G3)を勝てたのも嬉しいことでしたし、今後も無事ならば、また大きなタイトルも狙えると思っています」

 それにしても評価されるべきは、ファンシミンから日本での繋養が始まったこの牝系の底力と言えよう。G1級の活躍馬こそそれほどいないが、それでも世代を問わずコンスタントに重賞馬を送り出し、そして血を繋げてきた。

 「優れた牝系は常に活躍馬を送り出していなくとも、必ずどこかで花を咲かせる時期が来ると思っています。そう考えると、白老ファームで長きに渡って繋養してきたこの牝系から、ついにG1でも主役となれるような馬が出てきてくれたことは、また違った嬉しさがありますね」

 次走のジャパンダートダービー(Jpn1)だが、ライバルのドンフォルティスも出走を予定。そのドンフォルティスも祖母のサダムブルーアイズ、そして母のグロッタアズーラが白老ファームの生産馬。今年の3歳ダート最強馬決定戦は「白老血統」の2頭から目が離せそうにない。