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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系3歳上 (国際)(指定) 別定
  • 芝1200M
  • 天候:雨
  • 芝:重

ファインニードル

戦歴 26戦10勝 | 海外:1戦0勝 生産者 ダーレー・ジャパン・ファーム(有) 馬主 ゴドルフィン
調教師 高橋義忠 騎手 川田将雅

取材ノート

 9月9日、阪神競馬場で行われた第32回セントウルステークス(G2)は1番人気ファインニードルが、4カ月ぶりの実戦に加えて雨天の道悪、重量58キロという不安材料をもろともせず、4コーナーからスパートをかけると力強く突き抜け同レースの連覇を達成し、重賞4勝目を挙げた。

 ファインニードルは世界中で競走馬の生産、育成、種牡馬の繋養を行っているダーレー・ジャパン・ファーム(北海道日高町)の生産馬。繋養馬でもある父アドマイヤムーンは2007年の年度代表馬で、ドバイデューティフリー(G1)(現在のドバイターフ(G1))の勝ち馬、母ニードルクラフト(母の父Mark of Esteem)は2005年クロエ賞(G3)、セルジオクマニ賞(G3)の優勝馬という血統の5歳牡馬だ。

 北海道の西海上を台風21号が通過した5日未明から早朝にかけて、北海道内は大雨や強風など荒れ模様の天気となり、各地で樹木や電柱が倒れたり建物が損壊したりする被害が出た。夜には打ち上げ花火のように空が明るくなるほどの閃光が走り凄まじい雷鳴が響き渡る異様な気象状況の後、翌6日午前3時過ぎに震度7を観測した北海道胆振東部地震発生、震源地に近い日高町でもかなりの被害が報告された。大きな自然災害が立て続けに襲った数日間だったがダーレー・ジャパン・ファーム内では倒木や断水の他はそれほど大きな被害もなく、馬達も無事でいてくれたとスタッフ一同胸を撫で下ろしていた。

 大地震から3日後の余震が続く中、牧場内でレースを見守っていたという同牧場育成マネージャーの三宅公彦さんは「G1タイトルを持っているのはファインニードルだけでしたので、結果を出して欲しいと思っていました。最後の直線半ば以降は安心してみていられました、力強い勝利で嬉しいです。この勝利で重賞4勝目。これから迎える秋のシーズンは、春とは違い挑戦を受けて立つ立場です。しっかりと結果を出して、無事に乗り切って欲しいですね。」とパワーアップしたレース内容に喜びを表すと共にまだまだ上を目指して欲しい気持ちを込めてエールを送った。

 ノミネーションマネージャー加治屋正太郎さんは「今回はスプリンターズS(G1)への前哨戦という位置づけのレースでしたので、次に繋げるレースが出来たらと言う思いでしたが、G1馬として貫録十分、100%の素晴らしいレースをしてくれました。」と満面の笑み。「今年に入ってからアドマイヤムーンの産駒はファインニードルはじめ、ブラックムーン(京都金杯(G3))、ムーンクエイク(京王杯スプリングC(G2))、セイウンコウセイ(函館スプリントS(G3))が重賞に勝ってくれているので、このまま持続してくれたら良いですね。スプリンターズS(G1)は強敵ばかりですがその中には、同じアドマイヤムーンの産駒もいます。充実期を迎えたファインニードルにとってはチャンスであると同時に、大切な一戦になります。ファインニードルにはスプリント界を引っ張って行くような馬になって欲しいですね。」と着実に成長し続ける愛馬の活躍に期待を寄せた。

 母ニードルクラフトには今年、父ディープブリランテの牡が誕生し、元気に成長中。1歳になる全妹はアドマイヤムーン産駒らしく良い肉付きで短距離向きの馬体で順調に育っているのだそうでこちらにも期待が高まる。「今年からゴドルフィンになり勝負服も一新しました。この勝負服で生産馬、種馬共にファンの皆様に応援してもらえるような馬を作って行きたいです。ファインニードルに続く馬がどんどん出て来て欲しいと思っています。タワーオブロンドンを含め他にも期待馬もいますので、これからも応援を宜しくお願いいたします!」パワーアップした馬体で春秋スプリント王を目指すファインニードルのG1馬の風格をまとった力強いレースに期待する。