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馬産地ニュース

2019年07月10日 ノーザンホースパークでセレクトセール当歳セッション開催

 日本競走馬協会が主催する「セレクトセール2019」が、7月8日と9日の両日に渡って、苫小牧市・ノーザンホースパーク特設会場にて開催。好況に沸いた8日の1歳セッションに続き9日は当歳セッションが行われた。

 せりに先駆けて行われた森林馬道での比較展示では、上場されるほとんどの当歳馬の近くに、離乳前の母馬が寄り添い、時には乳を飲みに行くなど仲睦まじい姿を見せていた。最終確認を終えた購買者たちは、午前10時からのせりへとのぞんでいったが、この日上場された216頭の1頭目として上場された、マラコスタムブラダの2019(牡、父ハーツクライ)が、いきなり1億7,280万円(税込、以下同)で猪熊広次氏が落札する。

 前日の1歳セッションに続き、この当歳セッションでも高い評価を受けていたのが、キングカメハメハ、そしてキングカメハメハの後継種牡馬となるロードカナロアの産駒たち。キャリコの2019(牡、父ロードカナロア)が1億6,200万円で野田みづきさんが落札したのに続き、アゲヒバリの2019(牡、父ロードカナロア)を2億2,680円で小笹芳央氏が落札。ラスティングソングの2019(牡、父キングカメハメハ)は2億520万円で(株)スリーエイチレーシングが落札した。

 また、この当歳世代が初年度産駒となる新種牡馬では、半姉にジェンティルドンナを持つ、キタサンブラック産駒のドナブリーニの2019(牡)を、1億7,280万円でHIROKIカンパニーが落札。母系にアドマイヤグルーヴ、エアグルーヴとG1勝ち馬が並ぶドレフォン産駒のアドマイヤセプターの2019(牡)は2億7,000万円で東洋木材が落札と、いきなり1億円を超えるような高い評価を受けた。

 この日の最高額となったのは、やはりディープインパクト産駒。タイタンクイーンの2019(牡、父ディープインパクト)はセレクトセール史上4番目の取引額となる5億760万円で近藤利一氏が落札。近藤氏は前日の1歳セッションで3億8,880万円で取引されたミュージカルウェイの2018(牡、父ディープインパクト)に続き、この日も最高額馬を落札した。

 このタイタンクイーンの2019を含めたディープインパクト産駒はこの日、9頭が上場され、うち8頭が1億円以上の評価を受けた。

 せりの序盤から続いた活発な取引の声は、上場馬が少なくなってからもその勢いが衰えず、後半になってからもミリオンホースが誕生。今年のセレクトセールでは最後の上場馬となるライフフォーセールの2019(牡、父ハービンジャー)を大塚亮一氏が2億3,760万円で落札した時の総売上額は105億6,672万円となり、当歳セッションのレコードを更新。売却率の89.8%、一頭あたりの平均価格となる5,447万円もセールレコードとなった。

 初日の1歳セッションと合わせた落札総額は221億5,728万となり、セレクトセール史上初めて200億円を突破。二日間を通しての落札率91.4%、産駒1頭あたりの平均価格が5,326万円と全ての面においてセールレコードを更新する、スーパーストロングセールとなった。

 セール終了後に取材に応じた日本競走馬協会の吉田照哉会長代行は、「世界中を見渡しても、これほどの競走馬市場は無いと思います。現実にセールの出身馬からは数多くのG1馬も誕生していますし、評価していた額以上となっても、どうしてもその馬を手に入れたいというオーナーの期待が表れた評価とも言えそうです」と話していた。

 セレクトセール当歳セッションの詳細な結果につきましてはこちらをご覧ください。

https://www.jbis.or.jp/seri/2019/10H1/