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馬産地ニュース

2020年11月20日 ひだかうまキッズ探検隊が獣医診療を見学

 11月14日、新ひだか町静内御幸町にある一般社団法人umanowaが主宰する「ひだかうまキッズ探検隊」は、新ひだか町静内目名にあるイノウエ・ホース・クリニックにおいて、獣医師の仕事を見学した。

 イノウエ・ホース・クリニックは、院長の井上裕士獣医師が平成15年に開業。馬の診療一般、なかなか妊娠しない馬の原因究明と治療、各疾患に対する外科手術、胎子の雌雄鑑別などの繁殖牝馬診療、競走馬、育成馬の跛行診断、各種疾患の診断と治療、レポジトリー検査などを行い、地域の一次診療に貢献している。

 井上院長は日本で15年間馬の臨床獣医師として経験を積んだ後、オーストラリアのGoulburn Valley Equine Hospitalで1年間勤務した経験を持つ。日ごろの臨床で得られた知識や経験を元にした研究論文を、日本国内にとどまらず、海外の学会でも発表し、日本産業動物獣医師会北海道地区学会長賞、日本獣医師会獣医学術学会賞、日本産業動物獣医師会北海道獣医師会長賞など数々の表彰を受けている。

 イノウエ・ホース・クリニックの診療所を訪れたひだかうまキッズ探検隊を前に、井上院長は獣医師の仕事について説明。一頭のサラブレッドをモデルに、内視鏡の映像をモニターに映して、うまの体内がどうなっているかやレントゲン写真による診断方法、うまの骨格の構造、診療するときにどのようなことに注意するか、どのような箇所を観察するか、注射を打つときはどこに打つかなどを話した。

 キッズは実際に聴診器をうまのからだに当てて一分間の心拍数を測定したり、肛門に体温計をさしての検温、おなかのふくらみを見ての呼吸数、肢を触ってどこが悪いところなのかを注意深く観察。今ではあまり見られなくなった水銀体温計での検温には、どこにメモリが表示されているのか悪戦苦闘していた。

 井上院長は最後に「皆さん、うまについてとても詳しいのでびっくりしました。すこしでもうまに興味を持って、うまを好きになってくれたら先生もうれしいです」と激励の言葉を送った。