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馬産地ニュース

2022年05月09日 エトワール賞はフジノパンサーが重賞初勝利

 ゴールデンウィーク真っ只中の5月4日、門別競馬場では今季初のスプリント重賞、HBC杯・第22回エトワール賞(H3)【ベンバトル賞】が距離ダ1200mで行われた。

 今年のメンバーは5歳から9歳までの快速自慢11頭。1.9倍の1番人気に推されたのは、重賞はまだ未勝利なものの、常に好走を続ける5歳馬スティールペガサス。前走同条件で三馬身差の圧勝劇を見せており、仕上がりは十分。2番人気は“1000mの女王”から、昨年の道営スプリントを制したことで距離の壁を克服、真のスプリント女王となった紅一点のアザワクで3.5倍。3番人気は、門別でコツコツ勝ち星を重ね、2年振りの重賞に挑戦する9歳馬フジノパンサーが4.8倍、ここまでが10倍を切る人気となった。

 各馬煽り気味のスタートからドテライヤツが大きく出遅れ、好ダッシュを決めたのは女王アザワク。ピッタリ後を追うケイアイサクソニー、ウワサノコウタロウ、スティールペガサスはその直後、スギノヴォルケーノまでが先団を形成した。逃げ粘るアザワクに直後でマークしていたケイアイサクソニー、スティールペガサスが襲い掛かる。残り100m、アザワクを交わしスティールペガサスが先頭に躍り出るも、大外からメンバー中上がり最速の脚でフジノパンサーが迫ってくる。残り50m、スティールペガサスを並ぶ間もなく抜き去ると重賞初制覇のゴールに飛び込んだ。勝ち時計は1分14秒7(晴・良)1馬身1/2差の2着にスティールペガサス、4馬身差の3着はアザワクと人気馬がキッチリ上位を独占する結果となった。

 デビュー戦から手綱を握り永く共に戦って来た石川倭騎手。北斗盃につづき重賞2連勝を飾った。「前走あまり調子が良くなかったので、それに比べたら今日は格段に調子が良かったですね。この状態なら強豪相手でも戦えるなという自信はありました。2歳からずっと乗せていただいていた馬主さんには感謝しかないです」と喜びを爆発させた。

 フジノパンサーは父ベーカバド、母キョウエイデビュー、母の父サンデーサイレンスという血統の9歳牡馬。生産はタイトルホルダーやスマートファルコン、サウンドトゥルーなど活躍馬を多数送り出している新ひだか町静内の岡田スタッド。2014年の北海道オータムセールサラブレッド1歳で購買された市場取引馬で、388.8万円で落札されている。

 2歳4月にホッカイドウ競馬デビュー、3歳秋にはJRAに移籍し2勝を挙げるも、5歳の夏には古巣に戻って来た。以降9歳の現在まで丈夫に走り続け、70戦目の節目が重賞初勝利となった。競走成績は70戦14勝。