文字サイズ

文字サイズとは?



HOME > トピックス > 馬産地ニュース > 道営記念はサンビュートが優勝


馬産地ニュース

2022年11月21日 道営記念はサンビュートが優勝

 ホッカイドウ競馬の掉尾を飾る「第65回道営記念」が11月10日、門別競馬場で行われ、先行馬たちを見るような位置でレースを進めた日高町の(株)ケイズ生産で五十嵐冬樹騎手騎乗で2番人気サンビュートが3~4角でインコースから進出。最後は3頭による激しい争いを制して優勝した。勝ちタイムは2分6秒3(稍重)。

 フルゲート16頭で争われたチャンピオン決定戦は、シーズンを締めくくるに相応しい力と力の争いだった。

 王冠賞こそ2着だったものの北斗盃、北海優駿、そしてダービーグランプリを制して2019年のリンノレジェンド以来となる3歳馬優勝を狙う1番人気シルトプレは逃げることが予想されるライバルのエンリルを射程圏内に置く3番手から真っ向勝負の正攻法。

 3番人気のエンリルは我が道を行く徹底先行。史上初となる道営記念3連覇を狙う4番人気クインズサターンもマイポジションの後方待機。前走の瑞穂賞であっと驚く快走を見せた5番人気ドテライヤツは、その再現を狙うかのような直線勝負で脚を温存する。その中で昨年3着、一昨年2着の10歳馬で6番人気ルールソヴァールだけはサンビュートをマークするような位置でレースを進めた。

 「とにかく馬の能力を100%発揮させたかった」と五十嵐騎手。昨年はこのレースを目標にJRA2勝クラス特別を勝った直後にホッカイドウ競馬へ移籍。順調にステップを踏み、1番人気に支持されながらも「自分の騎乗ミスで負けてしまった」という言葉の裏には、その悔しさを晴らすのは道営記念の舞台以外にはないという思いが垣間見せる。冬シーズンは南関東へ移籍。本格的な夏を迎えるまでに、門別競馬場へと戻り、ほぼ昨年同様のステップで挑んだ大一番。最後は3歳馬シルトプレと10歳馬ルールソヴァールを力でねじ伏せた。

 「(去年失敗してしまったのにもかかわらず)また自分を起用してくれたすべての方々に感謝。(気分は)最高です」とあふれる思いを堪えるように一言一言を絞り出すように自身にとって5度目の道営記念制覇を振り返った。

 「相手も強かったけど、サンビュートの調子もよかった。最後は際どい勝負になったが馬の力を信じていた。ゴール前では大丈夫だと思った」と7度目の道営記念制覇を成し遂げた堂山調教師。ホッカイドウ競馬を代表する名伯楽にとっても、このレースは特別な思いがあるようだ。

 この1戦をもってホッカイドウ競馬の2022年シーズンは閉幕。サンビュートは昨年同様、活躍の場を求めて南関東へと移籍する予定。さらなる活躍を期待したい