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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系3歳上 (国際)(指定) 定量
  • 芝2000M
  • 天候:晴
  • 芝:良

レイデオロ

戦歴 10戦7勝 | 海外:1戦0勝 生産者 ノーザンファーム 馬主 (有)キャロットファーム
調教師 藤沢和雄 騎手 C.ルメール

取材ノート

 レイデオロの騎乗育成を手がけた、ノーザンファーム空港の大木誠司厩舎長は機会があれば、G1レースに出走する育成馬たちの応援に出向くように心がけている。

 「その中でも東京競馬場は応援に行く機会が多いのですが、今年の日本ダービー(G1)(ワグネリアン)だけでなく、レイデオロ、ディープブリランテと勝率もそれなりに高いですね」

 そのワグネリアンも出走を予定していた、今年の天皇賞(秋)(G1)。マカヒキを含めた3頭の日本ダービー馬がそろい踏みとはならなかったが、レイデオロを応援するべく、大木厩舎長は東京競馬場へと向かった。

 「競馬場で姿を見るのは、その日本ダービー(G1)以来ですが、今年の6月にノーザンファーム天栄で調整されていた頃にも馬は見ていました。最終追い切りの反応も良かっただけに、いい状態で臨めそうだなとは思っていましたが、改めてパドックを周回する姿もまた、筋肉の張り、毛艶共に今までで一番だと思っていました」

 この天皇賞(秋)(G1)では、同じノーザンファーム空港で育成されていたスワーヴリチャードに続く、2番人気の支持を集めたレイデオロ。課題となっていたゲートもすんなりと出ると、ドバイシーマクラシック(G1)で見せた折り合いの難しさも見せること無く、好位を追走していく。

 「いいスタートを切れましたし、いい位置で折り合いの不安も無くレースを進めることができました。前半が平均ペースだったにも関わらず、後半が速い流れになりましたが、この時計でも勝ってくれたことで、スピード競馬への適性も示せたと思っています」

 前半1000mは59秒4ながらも勝ち時計の1分56秒8は、2011年にトーセンジョーダンが記録した、1分56秒1のレコードに続く史上2番目の時計。また、近年は不振が続いていた日本ダービー勝ち馬であったが、タイムだけでなくレース内容も含めて、改めて世代の王者が、日本競馬界のトップであることを証明した形ともなった。

 「引退後は種牡馬入りも果たせる馬だとは思いますが、この距離のG1を勝てたこともまた、高い評価に繋がると思っています。勿論、今後も更にタイトルを積み重ねてくれると信じています」

 天皇賞(秋)(G1)でのワグネリアンとの初対決はならなかったが、この後に行われるG1レースで、いつか2頭の直接対決もあるはず。その時もまた、競馬場には大木厩舎長の姿があるのだろう。