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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系4歳上 (国際)[指定] ハンデ
  • 芝3400M
  • 天候:曇
  • 芝:良

ユーキャンスマイル

戦歴 10戦4勝 生産者 ノーザンファーム 馬主 金子真人ホールディングス(株)
調教師 友道康夫 騎手 岩田康誠

取材ノート

 この4歳世代は、C1厩舎にとっての黄金世代と言ってしまってもいいだろう。

 昨年の菊花賞(G1)におけるフィエールマンのG1勝利に始まり、年末にはチュウワウィザードが名古屋グランプリ(Jpn2)を優勝。年明けの日経新春杯(G2)を育成馬(生産はレイクヴィラファーム)のグローリーヴェイズが制し、そして、このダイヤモンドS(G3)ではユーキャンスマイルが勝利。育成を手がけた馬がなんと4頭も重賞勝ちを果たしてみせた。

 「重賞ではありませんが、先日、育成馬のロシュフォールとシャルドネゴールドもオープン入りを果たしてくれました」と話すのは、C1厩舎の高見優也厩舎長。4頭の重賞馬を含め、一世代で6頭のオープン入りには、ただただ驚くばかりでもあるのだが、決してこの4歳世代は、これまでの中でも抜けているような印象は無かったと話す。

 「ただ、総じて良かったのも事実でした。ユーキャンスマイルも育成時からコントロールのしやすい馬であり、後々良くなっていくのだろうなと思わせてくれました」(高見厩舎長)

 乗りやすい印象があったからこそ、距離は持つのではとも思っていたという高見厩舎長の見解は、菊花賞(G1)の3着という着順で、改めて証明されていくことにもなる。ちなみにその菊花賞(G1)を制したのが先述したフィエールマン。また、このレースにはグローリーヴェイズ (5着)、シャルドネゴールド(7着)も出走していた。

 まさに次の年の古馬戦線を沸かす馬たちが集まっていたとも言える、昨年の菊花賞(G1)。その舞台に4頭の育成馬を送り出していたC1厩舎にも驚かされる。続く万葉Sでもタイム差無しの2着と、改めて長距離適性の高さを証明したユーキャンスマイルは、続くダイヤモンドS(G3)では、単勝1.7倍という圧倒的な1番人気の支持を集める。

 逃げたサンデームーティエがゆったりとしたラップを刻んでいく中、ユーキャンスマイルは馬群の後方を追走。最後の直線で内側に進路を構えると、そこからメンバー中唯一の上がり33秒台の末脚(33秒4)を使って、あっという間にサンデームーティエを交わし去る。結果はそのサンデームーティエに2馬身半差を付ける快勝。まさに力の違いを見せつけた。

 レース後、鞍上を務めた岩田康誠騎手からは、「乗りやすい馬であり、どこの進路でも突き抜けるだけの余裕があっただけでなく、反応も抜群でした」との言葉も聞かれており、また距離についても不安が無いとの評価も得ている。

 次走は天皇賞(春)(G1)に出走を予定。なんとフィエールマンやグローリーヴェイズも出走を予定しており、ロシュフォールとシャルドネゴールドも出走してくる可能性もあるかもしれない。

 「勝ち馬は1頭だけなので、個人的にはばらけて欲しいと思っているのも事実です(笑)。それでも4歳を迎えて、どの馬も本格化してきた印象もありますし、その意味でもG1という最高の舞台で、育成馬が戦うレースが見られるのは光栄なことです」(高見厩舎長)

 菊花賞(G1)ではフィエールマンが1着、ユーキャンスマイルが3着となったが、この天皇賞(春)(G1)ではその着順や着差がどう変わるかも注目なだけでなく、C1厩舎育成馬の上位独占も十分に期待できそうだ。