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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系4歳上 (国際)牝[指定] 別定
  • 芝1400M
  • 天候:晴
  • 芝:良

デアレガーロ

戦歴 14戦6勝 生産者 ノーザンファーム 馬主 (有)サンデーレーシング
調教師 大竹正博 騎手 池添謙一

取材ノート

 昨年のスワンS(G2)以来、約3か月ぶりのレースに臨んだデアレガーロ。その京都牝馬S(G3)の馬体重を見て、驚いた競馬ファンは多かったことだろう。その馬体重は、デビュー以来の最高となる486s。前走との比較では32s増となっていたからだ。

 「プラス32sという数字で見ると、さすがに重いのではと思いましたが、パドックの映像を見ると、多少ふっくらとしているかな、ぐらいの印象であり、状態面だけならいい状態にも見えました」とはデアレガーロの育成を手がけた、ノーザンファーム空港の窪田淳調教主任。確かに前走の比較ではその馬体重差となっていたが、そのスワンS(G2)では前走のキーンランドC(G3)よりもマイナス8sの454sで、これはデビュー以来最低の馬体重。前々走のキーンランドC(G3)もまた、前走からマイナス8sとなっており、京都牝馬S(G3)で馬体重を戻せたとの見方もできる。

 そのキーンランドC(G3)を含めた、昨年のJRA北海道シリーズにおいて、デアレガーロはノーザンファーム空港で調整が行われていた。

 「TVh杯の後から牧場で管理を任せてもらいました。育成時よりも体力が付いた印象もありましたし、心身共にタフになったなあとも思いました」(窪田調教主任)

 しかしながら、この血統らしい前向きさも示していたデアレガーロに対し、窪田調教主任はリフレッシュさせるようにも努めたとも話す。

 「半姉のシュプリームギフトも育成を任せてもらいましたが、その姉と同様に、成長を重ねるにつれて、短距離向きと言えるような集中力が出てくるようになりました。デアレガーロ自身も、デビューは芝の2000mだったのですが、成長して行くにつれて、姉と同様のスピード能力の高さを発揮出来るのは、やはり芝のスプリントだったのでしょう」(窪田調教主任)

 北海道シリーズでは3戦を戦い、TVh杯を優勝。続くUHB賞では1番人気(4着)の支持を集めるなど、芝のスプリンターとしてファンも認めるようになっていく。

 その評価が1ハロン長いと思わせたのか、やはり大幅な馬体重増が影響したのか、昨年2着となったレースにも関わらず、9番人気の低評価となったものの、その評価をあざ笑うかのような見事なレース運びで、ゴール前では追い込んできたリナーテの追撃を半馬身差振り切ってゴールを果たす。

 「これで6勝目となりますが、実に馬主孝行な競走馬に成長してくれたと思います。姉もよく知っている、厩舎ゆかりの血統馬でもありますし、スタッフのモチベーションが上がる勝利ともなりました」(窪田調教主任)

 まだまだタイトルを積み上げてもらいたいですね、とも話す窪田調教主任。その馬体を含めて充実期を迎えたと言えそうなデアレガーロの快進撃は、この京都牝馬S(G3)から始まるのかもしれない。