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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系4歳上 (国際)(指定) 別定
  • 芝2000M
  • 天候:雨
  • 芝:稍重

ダノンプレミアム

戦歴 7戦6勝 生産者 (有)ケイアイファーム 馬主 (株)ダノックス
調教師 中内田充正 騎手 川田将雅

取材ノート

 金鯱賞(G2)が3月10日、中京競馬場で行われ一昨年の最優秀2歳牡馬ダノンプレミアムが9か月半のブランクをものともせず、4番手追走から力強く抜け出して重賞4勝目を飾り圧巻の復活劇を遂げた。G1戦線の主役に躍り出たダノンプレミアムは父ディープインパクト、母インディアナギャル、母の父インティカブという血統で新ひだか町三石に本場を構えるケイアイファームの生産馬だ。ケイアイファームは1987年に開場、生産から育成までを一貫して行う総合牧場としてこれまでに香港スプリント(G1)などG1競走を6勝し年度代表馬に輝いたロードカナロアをはじめ、ダノンバラード(2013年AJCC(G2))、キャトルフィーユ(2014年クイーンS(G3))、エンジェルフェイス(2016年フラワーC(G3))、ダノンスマッシュ(2019年シルクロードS(G3))など多くの活躍馬を送り出している。

 ケイアイファームゼネラルマネージャー中村智幸さんは関係者の皆さんと中京競馬場でレースを見守っていた。「調教師、ジョッキー、助手、そして我々と、何度も話し合い蹄の完治に専念した9か月半でした。“チーム・ダノンプレミアム”が一丸となって金鯱賞(G2)に向かう事を一番の目標にしてきたのです。実力がある馬ですから、万全な状態で出走し、無事にゴールすることができたら、おのずと結果はついて来ると言う思いでこの日を迎えました。本馬を含めてG1馬が5頭も出走した層が厚いレースとなりましたが、向こう正面で折り合っているのを見て「大丈夫だな」という感触があり、最後の直線でスッと前に出たのを見て勝利を確信できました。勝った瞬間は言葉がありませんでした。普通は重賞で勝利を収めるとワッと盛り上がりますが、今回だけはチームの誰もがそういう感覚ではなく、ホッとしたのと同時にダノンプレミアムに申し訳なかったという思いがあったのだと思います。みんな必死にこらえて馬を迎えに行き、無事に戻って来るまで一言も発せずに見つめていまいした。そういった我々の思いに馬が応えてくれた。本当に頭が上がらないですね。」

 万全ではなかった状態で臨んだダービー(G1)、その結果を受けて蹄の治療のために様々な事にトライしたが、結果的には長期間の休養を余儀なくされた。もっとベストな選択があったのではないか、無事だったらどんな景色が見えていたのだろうという取り返しのつかない思い。そんな苦しかった胸中を明かしてくれた。

 ダノンプレミアムは当歳の頃、同世代の中でも馬体があか抜けていたそうだ。性格は活発で元気いっぱいに育って行った。1〜2歳にかけては性格が大人しくなって扱いやすくなり、馴致が終わる頃には全く手がかからない利口な馬に成長した。「育成の段階では乗った感触が良かったですし、体幹もしっかりしていて成長力がありました。トータルバランスが良かったので走るなという感覚はありましたし血統も申し分ない、デビュー当初から能力を信じていました。当牧場の生産馬全てにおいてもそうしていますが「ベスト・トゥ・ベスト」という言葉を念頭に置き、ロードカナロアに教えてもらった事も参考にしながらこの馬に詰め込まれているものを大事に、携わる関係者との連携を密にとり一丸となって一日一日を大切にしよう。そしてみんなに認められる種牡馬になれるような成績をおさめて欲しいというのが自分たちの願いですが何より無事でいてくれっていうのが一番の願いです。ファンの皆様には大変長らくお待たせいたしましたが、今後も変わらず応援して頂けたら嬉しいです。」(中村ゼネラルマネージャー)

 2017年無敗2歳王者が力強いフットワークで更なる高みを目指す。