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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系3歳 (国際)牝(特指) 別定
  • 芝1800M
  • 天候:晴
  • 芝:良

コントラチェック

戦歴 5戦3勝 生産者 ノーザンファーム 馬主 (有)キャロットファーム
調教師 藤沢和雄 騎手 丸山元気

取材ノート

 今年、デビューを迎える2歳馬の取材が、各育成牧場で行われている。広大な敷地に充実した育成施設を備えるノーザンファーム早来にも、連日のように取材陣が詰めかけている。

 昨年の取材でも、現在のクラシック戦線を沸かしているような馬たちが取材陣の前に姿を見せていたが、その際、佐藤洋輔厩舎長から、「現時点で何の不安もありませんし、スピード、スタミナが両立した動きの良さなど、全ての面において高い資質を持っている馬だと思います」との言葉が聞かれたのが、当時のコントラチェックだった。

 「こちらに来た頃から雰囲気が良かったですし、その後も順調に調教が行われていきました。『走ってくるのでは』との評価が、移動の前には『走ってくるはず!』に変わっていました」(佐藤厩舎長)

 順調に調教が進んだこともあり、3月下旬にはノーザンファーム天栄へと移動。7月にはメイクデビュー函館で初戦を迎えるも、一番人気に支持されたそのレースは3着に敗れ、勝ち上がったのは、その後に札幌競馬場で行われた2歳未勝利戦となった。

 「函館には騎乗していたスタッフが応援に行き、自分は札幌へ応援に行きました。この頃はまだ、精神面で大人になりきれていなかったのでしょうし、だからこそ、レース経験を重ねながら成長していったのだと思います」(佐藤厩舎長)

 サフラン賞でも2着に敗れたコントラチェックであったが、その後、ノーザンファーム天栄や、藤沢和雄厩舎での調整が行われた後に臨んだ、今年1月の菜の花賞を見事に勝利。デビュー以来初めて、1番人気を譲ったフラワーC(G3)であったが、初コンビとなる丸山元気騎手を鞍上に据えると、勢いよくゲートを飛び出していく。

 「好スタートを切れるとは思っていただけに、その後、リラックスして走れるかだけを見ていました。丸山騎手も我慢させていてくれたと思いますし、1000m通過のタイム(60秒5)を見た時に、このまま押し切れるのではと思いました」(佐藤厩舎長)

 並みの逃げ馬なら、まさに絶妙のペースと言える。だが、コントラチェックは違っていた。そこからの4ハロンを12.0 - 11.8 - 11.2 - 11.9と、なんと11秒台のラップを3度に渡って計時していく。鞍上の丸山騎手がレース後に話していた「このスピードで、まだまだギアが上がる」との言葉を証明したかのように、まるで、差し馬か追い込み馬と思えるようなしまいの脚を使っていき、2着には2馬身半差を付けただけでなく、1分47秒4のレースレコードで優勝。14年にこのレースを勝利したバウンスシャッセとの姉妹制覇を果たして見せた。

 レース後、陣営からは次走にオークス(G1)へ直行も視野に入っていることを表明。コントラチェックにとっては未知の距離でもあるが、佐藤厩舎長は距離延長に関しては心配をしていない。

 「東京競馬場の芝2400mは、ほとんどの馬が走ったことがありませんし、同じ3歳世代ならば、能力の高い馬が結果を残せると思っているので、コントラチェックも自分の走りができたのなら、充分に勝機はあると思います」(佐藤厩舎長)

 そもそも、2歳の頃から、「スピード、スタミナが両立している」との評価も得ていた馬。となると、その能力を証明するに最適な条件こそが、オークス(G1)なのかもしれない。