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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系3歳 (国際)牡・牝(指定) 馬齢
  • 芝1800M
  • 天候:曇
  • 芝:良

エメラルファイト

戦歴 6戦3勝 生産者 (有)金成吉田牧場 馬主 高橋勉
調教師 相沢郁 騎手 石川裕紀人

取材ノート

 上位3着までに皐月賞(G1)への優先出走権が与えられる第68回スプリングS(G2)が3月17日、千葉県の中山競馬場で行われ、浦河町の金成吉田牧場生産で10番人気のエメラルファイトが最後の直線で力強く脚を伸ばして1分47秒8(良)で優勝。デビュー6戦目、3度目の重賞挑戦でグレードレースウイナーの仲間入りを果たした。生産した金成吉田牧場は、ウオッカの母タニノシスター(生産名義は吉田実氏)やフロンテアクイーンの母ブルーボックスボウ(生産名義は吉田実氏)の生産者としても知られているが、生産馬による重賞制覇は07年のガーネットS(G3)(優勝馬スリーアベニュー)以来、久しぶりのJRA重賞勝利となった。

 馬産地は、出産、種付けの最盛期。夫婦二人で6頭の繁殖牝馬を繋養する金成吉田牧場の吉田貴俊さんは、自宅テレビで愛馬を応援していたという。「人気はなかったですが、前走の勝ち方がよかったので、レース前は掲示板(5着)くらいはという気持ちでした」。そんな生産者の思いを乗せたエメラルファイトは、レース前半は中団のインコースで脚を温存させると3角からは外をまわってスパート。「もしかしたら、クラシックの優先出走権利を取れるかも」という生産者の期待を良い意味で裏切って先頭ゴールインを果たした。

 「クロフネとの配合を決めたのは、母セトウチソーラーの馬主でもある高橋オーナーです。期待の大きな馬だったと思いますので、その期待に応えてくれたのが嬉しい」と喜びを表現し「ウチの牧場にいたのは1歳4月までですが、手がかからず。ケガとか病気とは無縁の馬でした。母親のセトウチソーラーは配合種牡馬と良く似た仔を出すタイプの馬ですが、この馬もクロフネの仔らしくコロンとした体型の馬でした。この勝利は相沢先生や石川騎手はもちろんですが、育成をしていただいたフジワラファーム、グロースフィールドのみなさんのおかげ」と感謝の言葉を続けた。

 レース後は近隣の仲間たちが集まって、喜びを分かち合ったという。「今年は浦河産馬が好調なので、周囲のおかげで勝たせていただいたようなもの。こうして、みんなで笑顔になれるのは嬉しい」と話し「関係者はもちろんですが、エメラルファイトを応援してくれる大勢のファンのために、とにかく無事でいて欲しいと願っています。相沢調教師がこの馬に適したレースを選んで出走させてくれると思いますので、とにかく長く、元気に競走生活を全うして欲しい」と願っている。