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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系4歳上 (国際)(指定) 別定
  • ダ1800M
  • 天候:雨
  • 芝:稍重

アナザートゥルース

戦歴 15戦6勝 生産者 岡田スタッド 馬主 (株)ノルマンディーサラブレッドR
調教師 高木登 騎手 大野拓弥

取材ノート

 ダート競馬の春の総決算「帝王賞(Jpn1)」へと向かう重要な「アンタレスS(G3)」が4月14日、阪神競馬場で行われ、レース前半は先行馬を見るような位置でレースを進めた新ひだか町の岡田スタッド生産の6番人気アナザートゥルースが、最後の直線で末脚を炸裂。逃げ粘るグリムをラスト1ハロンで交わすと、そのままゴールイン。1分50秒8(やや重)の好タイムで重賞初制覇を飾り、通算成績を15戦6勝(地方1戦)とした。

 岡田スタッド生産馬としては昨年9月の京成杯オータムハンデ(G3)(優勝馬ミッキーグローリー)以来の重賞制覇。アナザートゥルースの父アイルハヴアナザーの産駒としては初のJRA重賞制覇となり、母キョウエイトルースの産駒としてはサウンドトゥルー(チャンピオンズカップ(G1)など)ルールソヴァール(佐賀記念(Jpn3))に続く重賞制覇となった。

 同馬を生産した岡田スタッドの岡田牧雄社長は「前走の名古屋大賞典(Jpn3)は小回りの名古屋競馬場を意識して早めに仕掛ける形になりましたが、ペースや条件などを考えれば内容のある競馬だったと思いますので、流れ次第ではチャンスがあると思っていました。今回はレースで初めてつけたブリンカーの効果もあったと思いますが、強い競馬を見せてくれたと思います」とレースを振り返った。

 牧場時代のことを訪ねると「サウンドトゥルーが重賞を勝つ前に生まれた馬ですが、母キョウエイトゥルースはフジキセキ産駒のJRA2勝馬。半兄のコンフォーコやツインクルスターも活躍していましたし、アイルハヴアナザーの初年度産駒という意味でも生まれる前から期待していた馬でした」と振り返り、「実際に生まれてみると、いかにもサラブレッドらしい、本当に品のある、綺麗な馬でした」と話してくれた。

 岡田スタッドの育成施設ノルマンディファームでの育成課程においては、概ね順調だったそうだが「この血統は晩成型。古馬になってから」といい判断で焦らず進め、3歳1月に美浦トレニングセンターへと入厩。3歳3月と遅めのデビューとなったが、不敗のまま2連勝を飾る。しかし、この頃から気性の激しさが表面化し、筋肉質で逞しくなり過ぎる血統面からの傾向も踏まえて去勢手術を施され、セン馬3兄弟による重賞制覇という珍しい記録を打ち立てた。

 「兄たちもそうですが、この血統はどこかで覚醒する血統。まだ強くなると思いますし、これからも楽しみです。順調なら平安ステークス(G3)を目指すことになると思います。息の長い活躍をしてくれる馬だと思っていますし、大事に使っていきたいです」と笑顔を広げている。