文字サイズ

文字サイズとは?



HOME > トピックス > 重賞ウイナーINFORMATION > デンコウアンジュ


重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系4歳上 (国際)牝(指定) 別定
  • 芝1800M
  • 天候:晴
  • 芝:良

デンコウアンジュ

戦歴 28戦3勝 生産者 (有)磯野牧場 馬主 田中康弘
調教師 荒川義之 騎手 柴田善臣

取材ノート

 ヴィクトリアマイル(G1)の前哨戦として位置付けられ、優勝馬にはヴィクトリアマイル(G1)の優先出走権が与えられている「第16回福島牝馬ステークス(G3)」が4月20日、晴れ、良馬場の福島競馬場の芝1800m戦で行われ、浦河町の磯野牧場生産で4番人気デンコウアンジュが1分48秒1で優勝した。2歳時のアルテミスS(G3)以来の重賞勝利で通算成績を27戦3勝(重賞2勝)とした。

 磯野牧場の磯野欽之輔さんは「あと1歩のところで勝てないレースが続いていましたが、差のない競馬をしていたようにチャンスはあると思っていました。広い競馬場だと追い込む競馬が多いのですが、過去2回の福島牝馬S(G3)がそうだったように、小回りの競馬場では早めにスパートできる馬。ベテランの柴田善臣騎手が上手にリードしてくれました。本当に嬉しいです」と笑顔でレースを振り返った。

 ちょうど“メイショウ”の松本好雄オーナーも浦河を訪れていたタイミングでの勝利だったそうで、松本オーナーや大勢の仲間と喜びを分かち合ったという。

 1961年創業という磯野牧場は、少ない生産頭数ながらも約26haという広大な土地を使って、丈夫な馬づくりを実践している。その長いキャリアの中で2001年に阪神スプリングジャンプ(JG2)を勝ったダンシングターナーや1978年の阪神4歳牝馬特別(現在のフィリーズレヴュー(G2))を勝ったサンエムジョオー、あるいは97年のガーネットS(G3)、マーチS(G3)ともに3着のサンエムキングなどを送り出している牧場だ。

 「デンコウアンジュの田中康弘オーナーとも長くお付き合いをさせていただいております。馬が活躍してくれることで少しでも恩返しが出来ているなら、嬉しいです」と感謝の言葉を並べた。

 牧場時代のデンコウアンジュは「母デンコウラッキーが無事に産んでくれた最初の仔でしたが、標準的な馬格で生まれました。母親がキツイ面がありますので、そうした気質を受け継いで少しやんちゃなところもありましたが、きっとそのような気性が競馬で良い方向に向いているのだと思います」と話し「大きなケガや病気をすることなく順調に育ってくれた馬。良い意味であまり印象に残らない馬でした」と振り返る。

 順調にいけば、次走はこちらも3年連続の挑戦となるヴィクトリアマイル(G1)へと向かうことになりそうだが「一昨年の2着馬ですから、適性はあると思いますし頑張って欲しい気持ちは言うまでもありませんが、生産者はとにかく生産馬の無事を願うもの。2つも大きなタイトルを取ってくれた馬ですから、無事に競走生活を全うして欲しいと願うばかりです」と活躍を期待している。