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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系4歳上 (国際)(指定) 定量
  • 芝3200M
  • 天候:晴
  • 芝:良

フィエールマン

戦歴 6戦4勝 生産者 ノーザンファーム 馬主 (有)サンデーレーシング
調教師 手塚貴久 騎手 C.ルメール

取材ノート

 平成最後のG1レースとなった天皇賞(春)(G1)。勝利したのは、昨年の菊花賞馬となったフィエールマンだった。

 「強いレースを見せてくれました。ある程度前の位置でレースをするとは思っていましたが、それだけに後ろから来る馬が気になりましたし、ゴール前でグローリーヴェイズと並んだ時には、ユーキャンスマイルの位置取りも気になりました」と話すのはノーザンファーム空港の高見優也厩舎長。なぜに2頭の叩き合いだけでなく、ユーキャンスマイルも気になっていたかというと、この3頭は高見厩舎長の管理するC1厩舎の育成馬(グローリーヴェイズはレイクヴィラファームの生産馬)であったからだった。

 「願うことならば、3頭共に上位に来て欲しかったですが、その中でフィエールマンとグローリーヴェイズが、揃って勝ち負けとなるようなレースをしてくれたことは嬉しかったですね」(高見厩舎長)

 それにしてもフィエールマンの強さには驚かされる。4戦のキャリアで制した菊花賞(G1)に続き、この天皇賞(春)(G1)も6戦目と共に史上最小キャリアでの優勝。しかも父のディープインパクト、鞍上を務めたC・ルメール騎手共に、この勝利で8大競走完全制覇となった。

 「これまでは、父の産駒らしい切れのある末脚を武器としていましたが、今回は並んでから抜かせないという気持ちの強さが感じられただけでなく、合わせたときにも余力が感じられたように、ポテンシャルの高さも証明できたと思います。この条件は菊花賞で勝っているとは言え、決してフィエールマンにとってベストでは無い条件だとも思っていただけに、このレースができたことは、今後のレース選択の幅も広げたと思っています」(高見厩舎長)

 4月19日には、10月6日に行われる凱旋門賞(G1)への一次登録を済ませたフィエールマン。レース後の疲労が激しいため、出走するかどうかは今後の体調次第となりそうだが、今回の内容ならば、胸を張って世界へと挑戦していけるはずだ。

 「育成を行っていた頃から、古馬となってから完成を迎える馬だと思っていましたし、このレースぶりを見てもまだまだ強くなると確信できました。それだけに今後の更なる活躍も楽しみです」

 高見厩舎長にとっても凱旋門賞(G1)は、育成馬のオルフェーヴルで2度に渡って悔しい思いをしているレース。その借りを返してくれるのは、フィエールマンとなるのかもしれない。