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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系4歳上 (国際)(指定) 別定
  • 芝1400M
  • 天候:晴
  • 芝:良

タワーオブロンドン

戦歴 10戦5勝 生産者 ダーレー・ジャパン・ファーム(有) 馬主 ゴドルフィン
調教師 藤沢和雄 騎手 D.レーン

取材ノート

 5月11日、東京競馬場で「第64回京王杯スプリングカップ(G2)」が行われ、先行馬を見るような位置で競馬を進めた1番人気タワーオブロンドンが手応えも抜群のまま直線コースに入ると力強い末脚で一気に加速、先行馬をあっさりとかわして1分19秒4のレコードタイムで快勝、重賞3勝目を飾った。

 タワーオブロンドンは日高町のダーレー・ジャパン・ファームの生産馬で、父レイヴンズパス(クイーンエリザベス2世S(G1)、BCクラシック(G1))、母スノーパイン、その父Dalakhaniという血統。母の半姉エルメスティアラは皐月賞馬ディーマジェスティの母でもある。2017年7月、札幌競馬場の新馬戦で勝利し、阪神のききょうSで2勝目、続く東京の京王杯2歳S(G2)、2018年アーリントンC(G3)も勝利で飾った。

 スタッフと共に牧場で応援していたという福原博繁殖マネージャーは5着だった前走東京新聞杯(G3)をふまえ「前走は休み明けでしたし、今回の方が走りやすい距離なのではないかと思いました。2017年の京王杯2歳S(G2)を同じ場所と距離で勝利していますし、その時より上積みもあります。タワーオブロンドンは、スタッフとの会話で常に話題にあがる期待の1頭ですので良いレースをしてくれるだろうと見守っていました」と話し「最後の直線でじわじわと上がって来た時、ピッチ走法で一生懸命に走る姿が可愛らしく見えました。」と満面の笑み。頑張って掴んだ勝利を称えた。

「この馬は、当歳の時からひときわ食欲があり、大人しい馬でしたのでマスコットのような存在でスタッフみんなに可愛がられていました。育成厩舎に移ってからも皆から可愛がられていたようです。4歳となった今、逞しくなったと思います。馬体的にも、精神的にも大きく成長をしていると感じますし、血統的な背景も日本に合っていると思います。近親に重賞馬が多数いますのでこれからも期待が持てます」。コツコツと積み重ねて10戦5勝そのうち重賞3勝目、「素晴らしい戦績です。充実した今ですから、さらに大きなタイトルも狙ってほしいですね。」(福原マネージャー)

 生産から育成まで幅広く手掛けるダーレー・ジャパン・ファームは生産馬であるファインニードルが現役を引退し、現在は同スタリオンコンプレックスで種牡馬生活をスタートさせている。「(ファインニードルは)種付けも上手にこなしていると聞いています。出産から携わった馬が種牡馬になってくれるなんてなかなか経験できない幸せな事で励みになります。当たり前のことかもしれませんが、これからも携わった馬が無事に競走馬としてデビューできるように、年間を通して安定的な健康管理を心がけています。私たちの立場では無事に出産を迎えられるよう母馬のコンディションに気を配り、生まれて来た当歳には寄り道をせずに成長して行けるように病気、ケガや様子の変化にいち早く気が付けるよう常に観察し、離乳するまでの間で手入れや躾をしっかりとしながら成長を見守って行きます」と話してくれた。

 そして、ダーレー・ジャパンファームでは競走馬同様に、2018年からは本格的に人材を育てる取り組みも始めたという。「繁殖から育成、調教、基礎知識、語学力に至るまで海外研修も含め4年かけて世界で通用するホースマンを育てるプログラムです。国際的な時代になりましたから、タワーオブロンドンも国内外問わず適性がある競馬場でどんどん活躍してくれたら嬉しいです。ファンの皆様の声援が活躍の後押しになっておりますのでこれからも応援を宜しくお願いいたします。」と福原マネージャーはインタビューを締めくくってくれた。