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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系3歳上 (国際)(特指) 別定
  • 芝2000M
  • 天候:晴
  • 芝:良

メールドグラース

戦歴 16戦6勝 生産者 ノーザンファーム 馬主 (有)キャロットファーム
調教師 清水久詞 騎手 D.レーン

取材ノート

 1000万下から4連勝、しかも前走の新潟大賞典(G3)からの連勝で重賞2勝目。メールドグラースはここに来て、すっかり本格化したと言ってもいいだろう。

 その快進撃を、「びっくりしています」と話すのが、育成を手がけたノーザンファーム早来の山内大輔厩舎長だ。

 「心身共に成長しただけでなく、レース経験を重ねるにつれて集中力が増してきたこともあるかと思いますが、やはり、清水久詞先生や厩舎スタッフの皆さん、そしてノーザンファームしがらきのスタッフの調整が上手く行っていることも大きいかと思います」(山内厩舎長)

 その集中力は今回のレースの中でも現れていたと山内厩舎長は話す。

 「以前は3コーナーから4コーナーで一気にペースが上がったときに、もたつくような走りをしていましたが、最近ではスムーズにギアチェンジができるようになってきました」(山内厩舎長)

 9頭立てとなった今年の鳴尾記念(G3)。逃げたブラックスピネルが作り出した流れは、1000m通過が60秒4という落ち着いた流れとなる中、メールドグラースは後方からレースを進めて行く。一気に馬群が凝縮した最後の直線では、ブラックスピネルが二の足を使って逃げ切りを図るも、大外に持ち出したメールドグラースが一気に交わし去っていった。

 この勝利で父ルーラーシップとの父仔鳴尾記念(G3)制覇となったが、その父が古馬になってから大成したのを彷彿とさせるかのように、メールドグラースも同じような成長曲線を示している。

 「父のルーラーシップも牧場での姿を知っているだけに、メールドグラースがそこまで父が強く出ているとは思いませんが、それでも産駒は馬体の大きさに関係なく、しっかりと調教できる馬が多いように感じられます。それでいながら古馬となっての成長力も示しているので、その辺はルーラーシップらしさと言えるのかもしれません」(山内厩舎長)

 メールドグラースだが、この後は一息入れて、秋競馬を目指すことが発表された。父が初めてG1を勝利したのは5歳時のクイーンエリザベス二世C(G1)となったが、この勢いなら、それよりも前にメールドグラースがG1制覇を果たしてしまうのかもしれない。