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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系3歳上 (国際)(特指) 別定
  • 芝2000M
  • 天候:晴
  • 芝:良

パフォーマプロミス

戦歴 19戦8勝 生産者 ノーザンファーム 馬主 (有)サンデーレーシング
調教師 藤原英昭 騎手 福永祐一

取材ノート

 昨年の天皇賞(春)(G1)、約1年1か月ぶりのレースとなった鳴尾記念(G3)を制したのは、これが重賞3勝目となるパフォーマプロミス。中404日での重賞勝ちは、JRA史上でも3位という記録となった。

 この記録の後押しをしたのが、休養期間を過ごしたノーザンファーム早来の桑田厩舎。天皇賞(春)(G1)に判明した右前脚の骨折の手術を終えてから厩舎へとやってきたパフォーマプロミスだったが、その際はレースの疲れも見受けられていた。

 「それでも肉体面だけでなく、気持ちも若々しい馬であり、当時厩舎にいた馬の中では最もチャカチャカしていたと思います」と話すのは桑田裕規厩舎長。患部のケアだけでなく、疲れを取ってから乗り出しを再開したパフォーマプロミスであったが、その調整にはかなり気を遣ったとも話す。

 「先を見ながら調整を行う育成馬とは違い、高いレベルでのレースに向けての乗り込みとなるだけに、回復具合も頭に入れながら、どの程度の負荷をかけていくかに気を遣いました。前向きさは乗ってからも変わりがありませんでしたが、むしろ、この前向きな気持ちを損ねること無く復帰させたいとも思っていました」

 昨年の11月にはノーザンファームしがらきへと移動。しかしながら、桑田厩舎長には、まだいい状態で送り出せたはずとの思いもあった。

 「まだ緩さも残っており、馬体も幾分重苦しいかなと思っていました。それだけにいい状態で競馬に臨ませてくれた、ノーザンファームしがらきのスタッフや、藤原英昭先生と厩舎の皆さんには感謝しかありません」

 しかしながら、復帰戦となるはずだった京都記念(G2)は、患部の骨膜炎が判明したことで見送ることになり、この鳴尾記念(G3)まで復帰が延びたが、その間も桑田厩舎長は常にパフォーマプロミスの動向が気になっていたと話す。

 「鳴尾記念(G3)の追い切りも動きが良かったですし、パドックを周回する姿からも状態の良さがうかがえました。それでも、復帰初戦からあれだけのレースを見せてくれるとは想像してなかったですね」

 最後の直線では、1番人気を集めたラヴズオンリーユーとの叩き合いをハナ差退けて勝利。厩舎のTVでスタッフと共に見守っていた桑田厩舎長は、その叩き合いを見た時に、ほとばしる感情を抑えられなくなっていた。

 「ここまで来たら勝て!と叫んでいたと思います。ゴールの瞬間はスタッフと共に喜びを分かち合えたのも嬉しかったですし、何よりも感動しました」

 その喜びもつかの間というのか、中央競馬では2歳戦もスタート。桑田厩舎の育成馬たちも続々とデビューを重ねている。

 「2歳戦に向けて、勢い付く重賞勝利となりました。パフォーマプロミスはデビュー前から手を掛けてきた育成馬ではありませんが、この経験を管理馬たちにも生かしていきたいですし、次は自分たちが手がけた育成馬での重賞勝利を目指していきます」

 その力強い言葉は、そう遠くないうちに叶えられるに違いない。