文字サイズ

文字サイズとは?



HOME > トピックス > 重賞ウイナーINFORMATION > ダイワキャグニー


重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系3歳上 (国際)(特指) 別定
  • 芝1800M
  • 天候:曇
  • 芝:不良

ダイワキャグニー

戦歴 24戦8勝 生産者 社台ファーム 馬主 大城敬三
調教師 菊沢隆徳 騎手 内田博幸

取材ノート

 ハンデ戦、しかも前日からの雨で悪化した馬場と、いかにも荒れる要素が揃った今年のエプソムC(G3)。最後の直線、水しぶきと土の塊が飛び交う中を、力強く伸びてきたのは9番人気のダイワキャグニー。なんとこれが13回目の挑戦にして、初めての重賞制覇となったが、レース前、関係者には同馬のオーナーである、大城敬三氏の訃報が告げられていた。

 大城オーナーとこれまで何度も口取りを行ってきた、社台ファームの東礼治郎場長も、特別な思いでレースを見ていた。

 「直線では勝ってくれと祈りながら、そして、ゴール前では声を張り上げて応援していました。2015年のセレクトセールでオーナーに見初められ、高額でご落札いただいた時のことを、今でも思い出します」

 父にキングカメハメハ、母に中央4勝馬のトリプレックス(母父サンデーサイレンス)を持つダイワキャグニーは、この時のセレクトセールで1億1,340万円(税込)の評価を与えられている。祖母のトリプルワウは現役時に14勝をあげ、米のネクストムーヴH(G3)を優勝しており、この牝系からはダイワキャグニーの他にもコンスタントに活躍馬が誕生している。

 このエプソムC(G3)まで23戦7勝、それも全て東京競馬場での勝利と、まさに名うてのコース巧者。しかしながら得意とする東京コースでも、これまでは重賞の壁を超えられずにいた。

 「なかなか重賞に手が届かず、悔しい思いばかりをしてきました。それだけにこの勝利は、オーナーも天の一番高いところから喜んでくださっていると思います」

 夏は充電して、秋は毎日王冠(G2)からの始動を予定しているというダイワキャグニー。重賞ホルダーとなった今、更に大きなタイトルを、天国の大城オーナーに届けるのかもしれない。