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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系3歳上 (国際)牝(特指) ハンデ
  • 芝2000M
  • 天候:曇
  • 芝:稍重

サマーセント

戦歴 12戦4勝 生産者 ダーレー・ジャパン・ファーム(有) 馬主 ゴドルフィン
調教師 斉藤崇史 騎手 酒井学

取材ノート

 春の牝馬重賞の総決算「第25回マーメイドS(G3)」が6月14日、阪神競馬場で行われ、逃げ馬をマークするような位置でレースを進めた日高町のダーレー・ジャパン・ファーム生産の7番人気サマーセントが直線入り口からの追い比べを制して2分1秒1で押し切って優勝。JRA重賞初挑戦を勝利で飾り、通算成績を12戦4勝とした。ダーレー・ジャパン・ファーム生産馬の重賞勝利は昨年の京阪杯(G3)(優勝馬ライトオンキュー)以来で2020年初勝利。通算24勝目となった。

 今回は、同ファームの育成マネージャー三宅公彦さんに話を聞いた。「牧場の休憩室で、出勤していたスタッフ皆と見ていました。これまでもそれなりの成績をあげていましたし、50kgの軽ハンデ。調子も良さそうだったので頑張ってくれるのではないかと期待していました」と話し「4コーナーの手ごたえが良かったですし、最後の直線の伸び方を見たら、力がある馬なんだなと改めて思いました。兄姉も高いレベルで活躍してくれているように期待の大きな血統だったのですが、その期待どおりに初の重賞勝ち馬になってくれました。競走馬としての役割を終えたあとは、牧場に帰ってきてくれると思うので、そちらも楽しみです。このあとは、もっと大きな舞台で活躍できるような馬になって欲しいと思います。勝ってくれて本当に嬉しかったです」と声を弾ませている。

 牧場時代のことを訪ねると「今でも決して大型馬というわけではありませんが、中期育成に移動してきたときもどちらかといえば小柄で、気性も大人しく、目立たない馬でしたが、放牧地での動きには光るものがありました。とくにキビキビとした常歩が印象に残っている馬です」と述べ「自分たちの仕事は馬にとって大切な時期。やんちゃ盛りの1歳馬を育てながら、自分たちも成長していけるように努力していきたいと思いますし、その中でサマーセントのようにステップアップしていきたいと思います」とまっすぐ前を向いている。

 サンデーサイレンス直仔の母プリムローズレーンはセレクトセールで購入した馬だ。英国でデビューし3戦したのち豪州へ移籍。そこで3つの勝ち星をあげて逆輸入された。

 「いろいろな種牡馬を配合されていますが、種牡馬の特徴を出してくれるタイプの母親だと思います。サマーセントは小柄ですが、産駒は総じて大柄な馬が多いです。今、中期育成を行っている1歳馬はアメリカンペイトリオットの初年度産駒という意味でも楽しみな存在です。5月生まれの牝馬ですから、他の馬と比べるとまだ小さいですが、元気に成長していますよ。来年のデビューを今から楽しみにしています」と目を細めている。

 最後に「最近では重賞レースでもロイヤルブルーの勝負服を見かける機会が増えてきたと思います。まだまだ上を目指していますので、今後も注目していてください」と力強く締めくくってくれた。