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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系3歳上 (国際)(指定) 定量
  • 芝2400M
  • 天候:曇
  • 芝:良

アーモンドアイ

戦歴 14戦10勝 | 海外:1戦1勝 生産者 ノーザンファーム 馬主 有限会社シルク
調教師 国枝栄 騎手 C.ルメール

取材ノート

 史上初の三冠馬3頭が一堂に会したドリームレースとなった、今年のジャパンC(G1)。アーモンドアイの育成を手がけたノーザンファーム早来の岡真治厩舎長は、歴史的な一戦とアーモンドアイのラストランを見届けるべく、東京競馬場に足を運んだ。

 「競馬場でアーモンドアイのレースを見るのは、秋華賞(G1)以来となります。天皇賞(秋)(G1)でG1 8勝をあげた時ですら信じられない思いがしていましたが、ここで更なる記録を更新してくれるのではとの期待もありました」(岡厩舎長)

 天皇賞(秋)(G1)の当日、岡厩舎長はノーザンファーム天栄へと向かう機内にいた。飛行機が着陸し、機内で電子機器が使えるようになったのとタイミングを合わせるように、アーモンドアイ勝利の報告が入り、その後は調整を手がけていたノーザンファーム天栄のスタッフと喜びを分かち合った。

 「レースの前にも連絡を取ったのですが、天栄のスタッフは天皇賞(秋)(G1)の後から、更に状態を上げていると言っていました。その言葉を証明するように、パドックの状態も物凄く良かったですし、身体全体から覇気が出ているような印象すら受けました」(岡厩舎長)

 内枠の好走が続いていたジャパンC (G1)で、2枠2番からの出走となったアーモンドアイは好スタートを決めると、キセキの大逃げにも動じることなく、4番手でレースを進めていく。

 「これまでのレースを見ても、スタートのタイミングが合わなかったことが敗因となっていましたが、ルメール騎手が完璧なスタートから、完璧なレースをしてくれました。コントレイルとデアリングタクトの位置取りも気になっていましたが、それでも手綱を持ったままで直線へと入っただけでなく、勝負どころでスッと動けた時には、勝利を確信しました」

 直線での走りは、まさに史上最強馬と呼ぶに相応しい圧巻の姿だった。無敗の三冠馬2頭を従えて、颯爽と、力強く、ゴール板へと駆けていく。三冠馬3頭によって繰り広げられた歴史的な一戦は、好勝負でも名勝負でもなく、ただただアーモンドアイの強さだけが際立ったレースとなった。

 「自分としても、このジャパンC (G1)が最も強いアーモンドアイだったと思います。レース後にケロッとしていた姿を見たときには、まだまだ現役で走れるのではと思った程です」

 この勝利で平地芝G1 9勝と更に記録を更新しただけでなく、ジャパンC (G1)優勝賞金の3億円が加わったことで、総獲得賞金も19億円を超え、キタサンブラックを抜いて、歴代1位となった。

 「こんな凄い馬を育成してきたという感覚は、いまだにありません。ただ、アーモンドアイの記録を超える馬を、ノーザンファームとして送り出さなければいけないと思いますし、今後はアーモンドアイが自分の目標となっていくのは間違いありません」

 19日には中山競馬場で引退式が行われるアーモンドアイ。その後は繁殖牝馬となるべく、ノーザンファームへと戻ってくる。

 「いつか、アーモンドアイの子供を手がけられたら嬉しいですね。そして、母を超えるような活躍をしてもらいたいです」

 歴史的な名馬から、歴史的な名牝へ。アーモンドアイの最強伝説は、これからも続いていく。