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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系3歳上 (国際)(特指) ハンデ
  • 芝2000M
  • 天候:晴
  • 芝:良

ボッケリーニ

戦歴 12戦5勝 生産者 ノーザンファーム 馬主 金子真人ホールディングス(株)
調教師 池江泰寿 騎手 松山弘平

取材ノート

 兄ラブリーデイに続く重賞制覇を、この中日新聞杯(G3)で果たしたボッケリーニ。デビュー戦で6着に敗れて以降は、一度も掲示板を外すことなく初タイトルまで上り詰めたが、そのデビュー戦と2戦目は、約5か月の時間があった。

 「レース中に骨折が判明していて、その後は牧場で管理を行ってきました。イヤリングから来た頃はバランスの良さこそありましたが、他の馬と比べると小柄で、なかなか肉も付きづらかっただけに、ここで時間を取りながら調整できたことが良かったのかもしれません」と話すのは、兄ラブリーデイも手がけてきた、ノーザンファーム早来の山内大輔厩舎長。ただ、時間はあるとは言えども、未勝利戦の終わる時期は決まっていたこともあり「意識的に早めに調整してきました」とも教えてくれる。

 「育成時は調教を行う度に身体が減っていくような印象もありましたが、それも今回の調整では日に日に解消されていきました。移動先となったノーザンファームしがらき、そして池江厩舎からも、聞こえてくる評価が高かっただけに、ひょっとしたらいいところまでいけるのではとも思うようになりました」

 その評価通りに3歳未勝利戦を勝利したボッケリーニは、確実にクラスを上げていくと、重賞初挑戦となるこの中日新聞杯(G3)でも2番人気の評価を集める。道中は中団でレースを進めて行き、最後の直線では内側に進路を向けると、そこから上がり最速の脚を使い、最後はシゲルピンクダイヤとの叩き合いをクビ差制してみせる。

 兄のラブリーデイが初重賞制覇を果たしたのは5歳の1月(中山金杯(G3))であり、それよりも早い重賞制覇となったボッケリーニだが、山内厩舎長は兄と同じような快進撃を期待する。

 「まだ底を見せていませんし、レースぶりだけでなく、身体もどんどん強くなっている印象を受けます。これも池江厩舎やノーザンファームしがらきのスタッフが、成長を促してくれた成果だと思いますし、ゆくゆくは兄と肩を並べるような馬になってもらいたいです」

 ラブリーデイは中山金杯(G3)の勝利をきっかけとしたように、その年にG1 2勝を含む重賞で6勝をあげている。その兄よりも早く、能力開花を示してみせた、ボッケリーニの来年の活躍から目が離せない。