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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系3歳上 (国際)(特指) 定量
  • 芝1400M
  • 天候:晴
  • 芝:良

ダノンファンタジー

戦歴 13戦6勝 生産者 ノーザンファーム 馬主 (株)ダノックス
調教師 中内田充正 騎手 藤岡佑介

取材ノート

 近年屈指のレベルと言えるのが、2016年世代の牝馬たち。クロノジェネシスは2020年の両グランプリ(宝塚記念(G1)、有馬記念(G1))を優勝し、JRA賞の特別賞を受賞。安田記念(G1)、スプリンターズS(G1)、マイルCS(G1)と短距離G1を3勝したグランアレグリアは、JRA賞の最優秀短距離馬に選ばれた。

 同じ2016年世代の牝馬で、2018年の最優秀2歳牝馬となったのがダノンファンタジーである。2歳時は阪神JF(G1)優勝など4戦3勝。3歳時もチューリップ賞(G2)を優勝し、桜花賞(G1)でも1番人気を集めていたが、その年の牝馬クラシックは桜花賞(G1)でグランアレグリア、オークス(G1)でラヴズオンリーユー、そして秋華賞(G1)ではクロノジェネシスの後塵を拝する。

 今年に入ってからも未勝利が続いたものの、2歳時のファンタジーS(G3)以来となる芝1400mの条件で行われた阪神C(G2)を見事に優勝。3歳時のローズS(G2)以来となる勝利をあげた。

 「本質的に高いスピード能力を兼ね備えていながら、ローズS(G2)のレース内容にも現れたように、我慢をさせて距離の克服も図れてはいました。ただ、最近のレースを見ていると、短い距離の方が合っているのではとも感じていました」とはノーザンファーム早来の村上隆博厩舎長。スプリント巧者からマイル重賞の勝ち馬まで、スピード自慢が揃ったこの阪神C(G2)となったが、好スタートを決めたダノンファンタジーは、1000m通過が56秒7という速い流れを好位のインコースから追走。第4コーナーでもロス無く立ち回ると、最後の直線では鮮やかに抜け出してみせた。

 「レースぶりだけでなく、大人びてきた馬体を見ても、しっかりと成長してくれていると思います。そこに精神面での成長が加わったことで、この勝利に繋がったのでしょう。調整をしてくれたノーザンファームしがらきのスタッフや、仕上げてくれた中内田先生、そして厩舎の皆さんのおかげです」

 レース後、中内田調教師からは、「年明けの番組を見ながら考えていこうと思いますが、選択肢が広がりましたね」とのコメントも聞かれていたが、その中には芝短距離路線も視野に入っているに違いない。

 「2021年はダノンファンタジーにとって、充実の年になると思いますし、やはり2歳以来のG1タイトルを取ってもらいたいです。このまま短距離戦線を中心に戦っていったとするならば、グランアレグリアとの再戦もあるかと思いますが、新馬戦、桜花賞(G1)と負けているだけに、今度は勝ちたいですね」

 2016年世代における、遅れて来た天才少女の反撃が、今年から始まろうとしている。