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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系4歳上 (国際)(指定) 別定
  • ダ1800M
  • 天候:雨
  • 芝:不良

オーヴェルニュ

戦歴 20戦7勝 生産者 (資)明治牧場 馬主 杉山忠国
調教師 西村真幸 騎手 川田将雅

取材ノート

 フェブラリーS(G1)に向けての重要な前哨戦「第38回東海テレビ杯東海S(G2)」が1月24日、中京競馬場で行われ、川田将雅騎手騎乗の2番人気馬オーヴェルニュが直線入り口で先頭に立ち、そのまま後続の追い上げを封じ込めて先頭ゴールイン。昨年秋の福島民友カップからの連勝を3に伸ばして、重賞初勝利。6つのG1/jpn1含め、ダート重賞19勝の父スマートファルコンにとっても、これが嬉しい初の中央重賞勝利になった。

 そんな孝行息子オーヴェルニュの生まれ故郷は新ひだか町三石の明治牧場。近年では新潟千直を得意としたセイコーライコウ(アイビスサマーダッシュ(G3)やスギノエンデバー(北九州記念(G3))、ディープインパクト直仔で大器と言われたアトム(デイリー杯2歳S(G2)2着)などを送り出している牧場だ。

 長く、牧場を支えている柳沢場長にお話を伺った。

 「レースは、休憩室でスタッフと一緒に観戦していました。折からの雨で早い時計の決着になるのは、オーヴェルニュにとって有利だと思っていましたが、何しろ重賞競走は初挑戦の身。今までとはメンバーも違うので、どんな競馬をしてくれるのだろうかと楽しみ半分、不安半分といった気持ちでレースの時間を待っていました。ゲートが開いたら、あっさりと好位をキープして、早め先頭。そのあとは、テレビの画面に向かってみんなで応援しました。JRAの重賞勝利は、セイコーライコウ以来のこと。うれしかったです」と相好を崩している。

 牧場時代のことを尋ねると「元気ではあったが、人間や馬に対して優しく、性格的には大人しい馬でした」とのこと。それゆえに、病気やケガも少なく、健康な馬だったという。ただ、母馬のギュイエンヌは、母性本能が強く、出産すると子供を守ろうと、人間が近づくのを嫌うので気分を損なわないように世話をしているとのこと。「ギュイエンヌの母スギノトヨヒメ、祖母トヨマルと、長く牧場にゆかりがある馬ですので、オーヴェルニュの活躍には感慨深いものがあります」と喜びをかみしめている。

 「デビュー当時は芝のレースに出ていましたが、西村先生の判断でダートレースを組むようになりました。結果を出せない時期もありましたが、レースをするごとに馬も心身ともに成長してきたように思います。半兄のヴォージュもそうだったように晩成型みたいです。以前はレース運びでムキになってしまうところがあったのですが、慣れてきたようで心身共に強くなってくれているのだと思いました。明けて5歳になり、すぐに重賞を勝たせて頂きましたのでこのまま無事に行ってくれたら先が楽しみですねと笑顔を広げ、「1日も早く、競馬場でたくさんの方々に応援していただけるような日常が戻ってくれることを願っています」と話してくれた。