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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系3歳 (国際)牝(指定) 馬齢
  • 芝1600M
  • 天候:曇
  • 芝:稍重

メイケイエール

戦歴 6戦4勝 生産者 ノーザンファーム 馬主 名古屋競馬(株)
調教師 武英智 騎手 武豊

取材ノート

 レース史上初、重賞でも11度しかない同着でのチューリップ賞(G2)制覇を果たしたメイケイエール。これで重賞3勝目と改めて能力の高さを証明したが、管理をするノーザンファーム早来の山根健太郎厩舎長は、「レースの内容的にも、勝って良かったという気持ちにはなれませんでした。むしろ、負けてなくて良かった、というのが確定ランプが付いた時の感想です」との言葉を口にする。

 スタートは4番手ながらも、その後は武豊騎手が、「全く抑えが利きませんでした」とコメントしたほどの闘志を見せていくようになり、3コーナー過ぎには早くも先頭へ。道中における力が入り切った走りも含めて、普通の競走馬なら勝負所で大失速を始めるところなのだろうが、ここからメイケイエールは驚異的な粘り込みを図っていく。スピードは衰えることなく、最後は外から迫ってきたエリザベスタワーと鼻面を並べてゴール板を駆け抜けた。

 「相当に苦しいレースだったと思いますし、直線に入ってからも余力があるようには見えませんでした。それだけにゴール前での脚色には驚かされました」

 同着という衝撃的な出来事に加えて、メイケイエールがとんでもないポテンシャルを持った馬であることを証明した一戦ともなったこのチューリップ賞(G2)であるが、それだけに今後、高い能力を余すことなく発揮したまま勝利へと繋げていくには、課題の残るレースともなった

 「武豊さんほどの名手や、武英智先生や厩舎の皆さん、そしてノーザンファームしがらきのスタッフにも苦労をかけたと思いますし、育成を手掛けた者として、この勝利を素直に喜ぶ気持ちにはなれません。ただ、小倉2歳S(G3)とファンタジーS(G3)を優勝し、桜花賞(G1)へと繋がる重要なレースである、このチューリップ賞(G2)の勝ち馬として名前を残せたのは誇るべきことですし、だからこそ、桜花賞(G1)ではレース内容とその強さが称えられるような結果を期待しています」

 桜花賞(G1)の鞍上だが、負傷した武豊騎手に変わり、横山典弘騎手がテン乗りで騎乗。馬の個性を勝利へと繋げてきたその手綱捌きが、メイケイエールのまた新たな一面を引き出してくれるのかもしれない。