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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系3歳 (国際)(指定) 馬齢
  • 芝2200M
  • 天候:曇
  • 芝:良

レッドジェネシス

戦歴 8戦3勝 生産者 ノーザンファーム 馬主 (株)東京ホースレーシング
調教師 友道康夫 騎手 川田将雅

取材ノート

 マイラーズC(G2)を勝利したケイデンスコールから、青葉賞(G2)の勝ち馬ワンダフルタウン、天皇賞(春)(G1)での勝ち馬ワールドプレミアと、育成馬が立て続けに重賞を勝利していたノーザンファーム早来の山内厩舎。ダービー最終搭乗便でとも言われる今年の京都新聞杯(G2)でも、育成馬のレッドジェネシスが優勝。育成馬の連勝記録を4に伸ばしただけでなく、厩舎の育成馬としてはワンダフルタウンに続く、日本ダービー(G1)出走を確定させた。

 「育成馬たちが重賞で勝ち続けられたもの嬉しいですが、やはり日本ダービー(G1)に自分たちが手掛けた馬を送り出せたことは、嬉しさだけでなく、仕事の励みにもなりますね」とは山内大輔厩舎長。その山内厩舎長が騎乗スタッフだった頃に、幾度となく跨ったことがある、ディープインパクト産駒のレッドジェネシスであるが、厩舎に来たばかりの印象は、まさにこの頃のディープインパクト産駒を彷彿させていたと話す。

 「入ってきたばかりの頃の馬体重は420kg台でした。動きも物凄く柔軟で、その辺もディープらしさがありました」(山内厩舎長)

 しかしながら、レッドジェネシスは成長と共に馬体を増やしていき、2歳4月の移動前には、馬体重を470kgまでに増やしていた。

 「順調に乗り込めていましたし、仕上がりの早い組に混じっての調教もできていました。ただ、柔らかさがいつまで経っても抜けきらず、本当に良くなるのは時間がかかりそうだとも思いながらも、この柔軟さでここまで動けるのならば、先々はいいところがあるのではと思ったほどです」

 ただ、レースでも緩すぎるがばかりに敏捷な動きができず、デビューから3戦続けて敗退。ようやく4戦目に勝利をあげるも、続くフリージア賞では好位でレースを運びながらも6着に敗れる。

 「ただ、レースを使われながら、少しずつ良化している印象がありました。牧場にいた頃は他の馬を頼って走ったり、集団調教で先頭にポジションを構えると進んでいかなかったこともありますが、気性面も成長を遂げていったのでしょう」

 ゆきやなぎ賞を快勝して臨んだ京都新聞杯(G2)。確実に日本ダービー(G1)へ出走するためには勝利が求められる中、レッドジェネシスは番枠からインコースに進路を向けてレースを進めていく。

 4コーナーの手前から馬場の真ん中に進路を定め、積極的なレースを見せながら、更に後続との差を広げていくルペルカーリアを捕らえにかかる。最後は3/4馬身交わしてゴール。過去の優勝馬ではアグネスフライトにキズナ、そして2着馬からもロジャーバローズが、ダービー馬となった出世レースで、今年はレッドジェネシスがダービー最終搭乗便のチケットを手にすることになった。

 「ギリギリで出走馬の中に滑り込んだ形とはなりましたが、それでもレースを使うたびに期待も膨らんできています。7月のデビューからコンスタントにレースを使ってもらっているのは、友道先生や厩舎の皆さんの管理あってのことですし、ノーザンファームしがらきのスタッフにも感謝するしかありません」

 ディープインパクトの背中を知る山内厩舎長が、この世代で最もディープインパクトに似ていると話すレッドジェネシス。父ディープインパクト×母父Storm Catの配合は、先に京都新聞杯(G2)勝利から世代の頂点へと上り詰めた、キズナとも一緒。5月30日に大仕事をやってのけるのは、この馬なのかもしれない。