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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系3歳上 (国際)(指定) 別定
  • ダ1700M
  • 天候:雨
  • 芝:重

メイショウカズサ

戦歴 17戦5勝 生産者 (有)日西牧場 馬主 松本好雄
調教師 安達昭夫 騎手 松山弘平

取材ノート

 京都競馬場改修工事に伴う開催日程の変更のため、史上初めて小倉競馬場ダート1700mが舞台となった「第26回プロキオンS(G3)」が7月11日に行われた。勝ったのは好位のインを手応えよく進んだ松山弘平騎手騎乗の9番人気メイショウカズサ。4角手前から押し上げ、3度目の重賞挑戦(ダートグレード競走含む)で重賞初勝利。勝ちタイムの1分40秒9は前日に更新されたばかりのコースレコードをコンマ5秒更新したばかりか、2017年にロンドンタウンが札幌競馬場でマークしたJRAレコードタイとなった。通算成績は16戦5勝2着4回(重賞1勝)

 鞍上の松山弘平騎手の重賞制覇は今年3勝目で通算23勝。管理する安達昭夫調教師にとっては昨年の阪神牝馬S(G2)(優勝馬サウンドキアラ)以来、18個目の重賞タイトルとなった。

 メイショウカズサの生まれ故郷は日高町の日西牧場。昭和28年創業という歴史ある牧場で、1977年の桜花賞2着ファインニッセイや96年の日本ダービー(G1)3着メイショウジェニエ。近年では重賞3勝クリノスターオーや04年フローラS(G2)優勝メイショウオスカル、あるいはダートグレード2勝のドンクールなどを送り出してきた。また、多くのファンの方々には年度代表馬ビワハヤヒデを繋養していた牧場として馴染み深いかもしれない。

 レース当日、牧場テレビに向かって声援を送っていたという高山直樹代表は「オープンに上がってからはクラスの壁に阻まれているような格好になっていましたが、未勝利戦を勝ってから4連勝を記録したほどの馬。血統的にはむしろ晩成タイプだと思っていましたし、連勝中はクラスが上がるたびに着差が広がっていったので、いつかは重賞タイトルに手が届くのではないかとそう思っていました」と喜びと同時に、どこかほっとしたように話してくれた。

 「やはり重賞競走に勝つというのは、そう簡単ではないと改めてそう思いました。未勝利戦を勝ったときは今回のような競馬でしたが、重賞競走に勝つためには経験も必要だったのかもしれません」と述べ「40年以上お付き合いいただいている松本オーナーには感謝しかありませんが、この勝利が少しでも恩返しになったのなら嬉しいです。ご苦労をかけている安達調教師、素晴らしい騎乗をしてくれた松山騎手、そして素晴らしい繁殖牝馬を譲ってくれた笠松牧場のおかげです」と感謝の意を表している。

 生まれたときは「自分好みの、線のきれいな馬」だったそうだ。自信をもって北海道市場サマーセールに上場。それで松本オーナーの目に留まった。「自分なりに自信のある馬でしたが、正直、ここまでとは思いませんでした」とうれしい誤算に頭をかいた。

 「血統的にも、まだまだ奥がある馬だと思っています。大きなタイトルを取ることができましたので、このあとはとにかく無事に。生産者が願うのはそれだけです」と活躍を期待している。