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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系3歳上 (国際)(特指) ハンデ
  • 芝1800M
  • 天候:曇
  • 芝:良

アンドラステ

戦歴 13戦5勝 生産者 (有)社台コーポレーション白老ファーム 馬主 (有)社台レースホース
調教師 中内田充正 騎手 川田将雅

取材ノート

 中京記念(G3)を制したアンドラステの父は、白老ファームを代表する名馬であるオルフェーヴル。その産駒傾向を地で行くような活躍を見せたアンドラステは、6度目の挑戦でついに重賞タイトルを掴み取った。

 「母のヴァリディオルはどちらかというと種牡馬の特徴を産駒に伝える傾向があり、アンドラステも父のオルフェーヴルが出た印象がありました。馬体のバランスも良く、動きには軽さもあったので、会員の方にはお薦めの馬として紹介したほどです」話すのは、白老ファームYearlingの井上博史厩舎長。アンドラステと同様に、井上厩舎長にとっても管理をしてきた馬では初めての重賞勝ちとなった。

 「オルフェ―ヴルの仔ですが、気性面で人を手こずらせたことはなく、むしろ扱いやすい馬という印象がありました。目立った怪我も無く、集団でも群れの中にいたように、いい意味で目立たない馬でした」(井上厩舎長)

 3歳1月のメイクデビュー京都で初勝利を飾るも、その後に左前脚の骨折が判明して半年間の休養。その後も確実にクラスを上げていった一方で、蟻洞や骨瘤といったトラブルは続き、初重賞制覇に近づいた昨年のターコイズS(G3)の後にも、再び左前脚を骨折した。

 「ここまで色々とあってきた馬だけに、重賞で惜しいレースが続いた時は悔しかったです。でも、その悔しさを払拭してくれるような強いレースでした」(井上厩舎長)

 好スタートを決めたアンドラステは、折り合いの不安を感じさせることなく、最内からレースを進めていく。最後の直線では鞍上の川田騎手のゴーサインに答えて先頭に躍り出ると、そのまま後続の追撃を振り切ってみせた。

 「川田騎手も素晴らしい騎乗を見せてくれましたし、アンドラステ自身も上手く立ち回ってくれたと思います。成長の跡も感じられますし、それだけにG1の舞台で、どんなレースを見せてくれるか楽しみにもなってきます」(井上厩舎長)

 現在、白老ファームYearlingでは全弟となる、ヴァリディオルの20(牡、父オルフェーヴル)の調教も行われている。

 「こちらは母が出ている印象があり、見た目にもしっかりとしています。ドイツ血統の流れを組む、牧場でも期待の繁殖ですし、この馬にも姉に続くような活躍を期待したくなります」と井上厩舎長。弟がデビューを果たす頃、アンドラステは更なる重賞タイトルを積み上げているに違いない。