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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系3歳上 (国際)(特指) ハンデ
  • 芝2000M
  • 天候:曇
  • 芝:稍重

モズナガレボシ

戦歴 23戦4勝 生産者 (有)谷川牧場 馬主 (株)キャピタル・システム
調教師 荒川義之 騎手 松山弘平

取材ノート

 サマー2000シリーズ第3戦となる「第57回農林水産省賞典小倉記念(G3)」が8月15日、小倉競馬場で行われ、松山弘平騎手騎乗の6番人気モズナガレボシが最後の直線で豪快に脚を伸ばして優勝。初勝利を3歳10月の1勝クラスで記録したモズナガレボシにとってはデビュー23戦目の重賞初挑戦で初勝利となった。

 同馬の生まれ故郷は浦河町の谷川牧場。明治45年(1912年)という日高管内屈指の歴史を持つ牧場で、浦河町の本場ほか、日高町の清畠分場、浦河町にある軽種馬育成調教センターの施設を使って生産、育成、中期育成などを行っている総合牧場だ。その歴史の中で、ダービー馬タケホープ、オークス馬タケフブキ、チョウカイキャロルほか菊花賞馬ミナガワマンナやフェブラリーS(G1)などダート重賞3勝サクセスブロッケンなどを送り出している。JRAの重賞勝利は2018年東京スポーツ杯2歳S(G3)(優勝馬ニシノデイジー)以来、2年9か月ぶり。喜びの谷川貴英社長に話を聞いた。

 「まだ3勝クラスの条件馬で、今回は格上挑戦という格好になりましたがハンデ戦でもあり、チャンスはあると思っていました。この馬向きの展開になったとはいえ、本当によく頑張ってくれたと思います」と声を弾ませた。

 母親のモズフリムカナイデは、懇意にしているオーナーが北海道市場サマーセールで購入し、現役引退後は谷川牧場で繁殖生活をスタートさせている。初年度もグランプリボスを配合したのだが、残念ながら死産。そのため、モズナガレボシは1年遅れの初仔となる。

 「生まれたときは、しっかりした馬で、放牧地などでも運動量の多い馬という印象がありました。育成も谷川牧場でやらせてもらいましたが、性格的にも問題なく、むしろあまり記憶に残らないくらいに順調な馬でした。初勝利まで時間はかかってしまいましたが、デビューからほとんど休むことなく、順調に使えていることは生産者として誇らしい気持ちです」と話し「昨年10月から今年2月にかけて記録した3連勝というのは簡単にできることではありません。その後、壁に当たったような時期もありましたが、厩舎関係者のサポートもあり、乗り越えてくれました。いろいろな競馬を経験してきたことが今回の結果につながったのではないかと思っています」と馬を褒めた。

 「この勝利は、父であるグランプリボスにとっては種牡馬として初の重賞タイトルですが、祖父サクラバクシンオー、曾祖父サクラユタカオーと続く重賞勝利でもあります。それ以上に、種牡馬グランプリボスに大きな期待をしている北側オーナーにとっては心待ちにしていた1勝になったと思います。その勝利をオーナーの所有馬で成し遂げられたことは携わったものとして嬉しく思います。これからは、もっと強い馬たちとの競馬になるのかもしれませんが、怪我をすることのないよう、この馬らしい競馬で頑張ってほしいと思います」とますますの活躍を期待している。