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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系3歳上 (国際)(特指) ハンデ
  • 芝1600M
  • 天候:曇
  • 芝:良

カテドラル

戦歴 19戦4勝 生産者 ノーザンファーム 馬主 (有)キャロットファーム
調教師 池添学 騎手 戸崎圭太

取材ノート

 育成時から完成度の高さが評価されていたカテドラルであるが、重賞初タイトルを掴んだのは5歳の秋。重賞挑戦は2歳時の東京スポーツ杯2歳S(G3)から、実に14度目の挑戦での戴冠となった。

 「ハーツクライの産駒ながら育成時から俊敏な動きを見せていましたし、気の強さも含めて、マイル適性もあるのではと思っていました」と話すのは、育成を手掛けたノーザンファーム早来の山内大輔厩舎長。その後の調整も順調に進み、2歳時には芝2000mで行われたメイクデビュー中京でデビュー。続く野路菊Sも勝利するなど、芝中距離戦における適性の高さを示していく。

 「ただ、人気となっていた東京スポーツ杯2歳S(G3)や京成杯(G3)では、前に行けるのに脚を残せないようになっていました。それで距離だけでなく脚質も変えていったのでしょうが、一瞬はいい脚こそ使えながらも、それでも勝ちきれないように、精神面でのムラも残っていました」

 その間には前走の中京記念(G3)も含めて、重賞では4度の2着。そしてNHKマイルC(G1)でも3着と惜しいレースも続いていた。

 「勝ちきれないレースが続いていたので、どうにかして欲しいとの気持ちだけでした。京成杯オータムH(G3)には同じく育成馬のグレナディアガーズ、そしてレイエンダも出走していました。その中でもグレナディアガーズは夏に調整で来ていましたし、3頭の中で最も人気があった(1番人気)ので、どうしてもグレナディアガーズを中心にレースを見てしまいました」

 育成されていた時期こそ違うも、同じ牧場、そして同じ育成厩舎の匂いを感じ取ったかのように、道中は並ぶように走っていったカテドラルとグレナディアガーズであったが、第4コーナーでグレナディアガーズが外を回っていったのに対して、カテドラルはインコースに進路を向けていく。

 「グレナディアガーズが伸びあぐんでいた時に、内から伸びてきた馬がいると思ったらカテドラルでした。びっくりしましたし「ここで勝ってくれたか!」という喜びも湧いてきました」

 グレナディアガーズは山内厩舎育成馬でのワンツーフィニッシュこそ果たせなかったものの3着に入着し、レイエンダも15番人気ながら、掲示板まであと一歩の6着に好走。そして待望の重賞タイトルを掴んだカテドラルは、4度目のG1挑戦となる、マイルCS(G1)への出走を目指すことになった。

 「このレースにはグレナディアガーズだけでなく、同じく育成馬のケイデンスコールも出走を予定しています。育成馬たちが古馬になってから活躍してくれているのも嬉しく思いますし、それもノーザンファームしがらきや天栄のスタッフ、そして、各厩舎の皆さんがいい状態でレースに使ってくれているからだと思うだけに、関係者の皆さんには感謝しかありません」と山内厩舎長。グレナディアガーズもマイルCS(G1)では巻き返しが期待できるだけでなく、カテドラルとは同じ5歳世代で、NHKマイルC(G1)では2着となったケイデンスコールも、今年に入ってから重賞を2勝と本格化の兆しを感じさせている。マイルCS(G1)ではノーザンファーム生産馬、そして山内厩舎育成馬の走りに注目したい。