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重賞ウイナーINFORMATION

  • サラ系3歳上 (国際)(指定) 別定
  • ダ1200M
  • 天候:晴
  • 芝:良

ダンシングプリンス

戦歴 12戦8勝 生産者 社台ファーム 馬主 吉田千津
調教師 宮田敬介 騎手 三浦皇成

取材ノート

 ここまで中山ダート1200mは4戦3勝。3着に敗退したのは2020年のカペラS(G3)だけという、まさに「中山ダート1200mの鬼」と言えるダンシングプリンス。2021年は昨年の雪辱を晴らすような勝利で、初重賞制覇を成し遂げた。

 「中山のダート重賞で、当該条件で行われるのはこのレースだけだったので、ここは落とせないくらいの気持ちで送り出したと、山元トレーニングセンターのスタッフから聞いていました」とは育成を手掛けてきた末森信吾厩舎長。

 「レース前からかなり力も入っていたので、勝ってくれて良かったです」とその表情もほころぶ。育成時の印象を聞くと、「生産馬である父のパドトロワに似て、捌きには硬さがあり、馴致期はミスステップで脚をぶつけていました。また、この牝系譲りといえる感度の高さもあって、時には周囲の動きにつられてしまうなど、心身が噛み合うまで時間が掛かってしまいました」とその苦労を振り返る。しかも、中央在籍には勝ち鞍をあげられずに、3歳の秋からは船橋の岡林厩舎へと転厩。だが、そこから3連勝をあげるなど能力を開花させると、中央に再転入し、そこからも3連勝で一気にオープン入りを果たした。

 2020年はオープン馬たちが作り出したよどみのない流れに巻き込まれ、ゴール前での伸びが鈍ったが、2021年はその時よりも更に速いペースながらも、ここまでの経験を糧としてきたかのように、しっかりと追走。残り一ハロンで抜け出すと、最後はリュウノユキナの追撃を半馬身差振り切った場所がゴールとなった。

 この勝利で管理をする宮田敬介調教師は初重賞制覇。そして、父のパドトロワにとっても、これが中央での初重賞勝利となった。

 「デビューから管理をしていただいた鮫島厩舎の皆様。転入先となった、船橋の岡林厩舎の皆様。そして、重賞勝ちへと導いてくださった宮田厩舎の皆様には感謝を伝えるだけでなく、ご苦労もおかけしたことに対するお礼もさせていただきたいです。そして、これまで乗ってくれた全ての騎手の方々にも、改めて感謝しています」(末森厩舎長)

 次走は2月26日にサウジアラビアで行われる、リヤドダートスプリントへの挑戦も表明。キングアブドゥルアジーズ競馬場のダート1200mも、中山競馬場のダート1200mのように、颯爽と走り切ってもらいたい。